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2022.5.14 元産経新聞記者であり捕鯨推進勢力の佐々木正明の正体とは?アニマルライツが語られる3作目。「動物の権利運動の正体」を読む前に知っておいてほしいこと。さっち~の考察。
2022年5月14日
世にも奇妙と思える1冊の書籍が発売になった。
タイトルは「動物の権利」運動の正体

いかにも怪しいタイトルであるが、笑
しかし内容の中心がなんと、太地町を舞台に活躍するヴィーガン活動家の姿を追った作品になっている。
先日この日本でついにイルカの展示飼育を廃止にすると宣言する水族館が出てくるなど、
ようやく日本も動物の権利が問われる世の中になってきたと思える、時代の変化を感じさせるし、
それ自体は素晴らしい事だが、
何が奇妙かというと、この本の著者が、佐々木正明であるということ。
賛成反対に関わらず捕鯨問題に関心を寄せてる人なら、佐々木氏のことを知らない人はいないだろう。
TV番組をはじめ、捕鯨問題を取り上げる場には、必ずと言っていいほど登場し
捕鯨問題に詳しいジャーナリストとして捕鯨擁護発言を繰り返してきた、
右寄り捕鯨推進勢力の産経新聞社の元記者、いわば敵対勢力の1人である。
佐々木氏の得意分野はシー・シェパード叩き。
シー・シェパードを利用して偏向報道を生み出した人物と言っていい。
捕鯨問題を訴え活動していると、すぐシーシェパードと結びつけて問題の本質に向き合おうとしない人々に多数出会うが、
シーシェパードの情報だけに踊らされて思考停止させられる、世間の無関心勢力を生み出した親である。
過去に出した書籍は
「シー・シェパードの正体」
「恐怖の環境テロリスト」
どんだけシーシェパードを潰したいのかと思える解りやすいタイトル、笑
そしてまんまとこのタイトルに引き付けられる日本人は当時多かったのでは?
佐々木氏の商売上手さも窺える。
これに続く3作目が今回発売された
「動物の権利運動の正体」である。
この流れでタイトルだけ見たら、どうせアニマルライツ潰しの作品だろうと想像してしまうだろう。
少なくとも私はそう感じずにいられなかった。
この情報が流れた当初、個人的に驚きを隠せない光景だったのが、
この本でメインとして登場するLIAのヤブキレン氏をはじめ、一部のアニマルライツを訴える人々が、
そんな佐々木氏の素性には触れずに、ただこの本の宣伝活動に勤しんでいたこと。
え?この佐々木という人が、捕鯨推進勢力なの知らないのかな?
敵対勢力の味方をするとは、いったい?
もしくは解っててわざと隠しているのか?
アニマルライツを取り上げてくれただけで、そんな簡単にこれまでの事がチャラになるのか?
違和感を感じるしかない周りの反応にさっち~の頭の中は?????で一杯だった。
私が知らないだけで、佐々木氏が今は改心してアニマルライツの味方になったとでもいうのか?
私が無知なだけで、佐々木氏について知らない部分があるのかもしれない。
そんな純粋ドストレート過ぎる私は、笑
みんなが黙りを決め込むなら、自分で調べてみるしかないと、
「佐々木正明の正体」という本でも出してやろうかと、笑
これまでなら絶対手に取る事などなかった、「恐怖の環境テロリスト」を中古で取り寄せ読んでみた。

内容は、確かにシーシェパードを始めとした過激派勢力を潰すために、シーシェパードを中心とした団体が、いかに過激な活動を行っているかを伝えて世間を味方につけようとする意図が見える内容になっていた。
しかしそれだけではなかった。
非常に意外だったのが、捕鯨問題そのものにはあまり触れられていなかったこと。
活動する人々に焦点が当てられていたことである。
これを読んで、これまで抱いていた佐々木氏に対するイメージが少し変わった部分があった。
動物を犠牲にする業界に反発する団体や活動家の行動や歴史が集約されており、
別の見かたをすると、動物の権利運動がどのように世の中にもたらされてきたのかを知ることができるバイブル書的な扱い方もできるということだった。
それは良くも悪くも、佐々木氏の活動家に対する執着心を知った、
佐々木氏は捕鯨擁護というよりも、活動する人達の心理が知りたくてたまらないんだなという新たな印象(一面)を持った件。
そしてこの本が出された2012年の時点で、VEGANについても触れられている点も注目だ。
これまで、このような情報をまとめた書籍が日本にあったか?と考えると、思いつかないし、
そーゆー意味では、佐々木氏は世界中のアニマルライツ活動にも詳しい最先端の人と言えるのかもしれないと思ったし、
それはちょっと凄いことなのではないかと思い始めた。
彼が動物の味方でないことは明らかではあるが、彼のそういう情熱?仕事ぶりに関しては、佐々木氏への印象が少し変わった。
なので、今回の新作も購入に至らずにはいられなかった件。
また今回発売記念イベントとして、佐々木氏のTwitterアカウントで、2度に渡ってトークライブが行われた。
1度目は5月13日。発売日の前日。
トークメンバーは以下の3人。
これまでなら絶対あり得なかったメンバー構成。
いや~、ほんと時代はきっと良い方向に変わってるんだよねと思い込みたい件、笑
○シーシェパード叩きでお馴染みの捕鯨擁護派の佐々木正明
○中立と言いながらその実態は捕鯨推進派のジェイアラバスター
○VEGAN団体LIA代表でガチ捕鯨反対派のヤブキレン
リアルタイムで視聴したが、内容は本の中身についての真面目な話。
唯一ツッコミどころがあるとすれば、ジェイアラバスターはほんと変わってないなという感想。(勿論褒めてない)
2度目は5月20日。発売後。
ジェイに変わって、今度は、佐々木氏の弟である元刑事が参加、笑
捕鯨擁護ジャーナリストと刑事が家族だなんて、怖いというか何というか、計算され尽くしたような凄い家庭環境に驚き、苦笑
○シーシェパード叩きでお馴染みの捕鯨擁護派の佐々木正明
○佐々木正明の弟、元刑事の佐々木正三
○VEGAN団体LIA代表でガチ捕鯨反対派のヤブキレン
本は早速買って読んだけど、太地町の活動に少なくとも関わってきた私としては突っ込みどころ多数だったし、佐々木氏の悪意を感じる言い回しとか含めイラつく部分も当然あったけど、
ここまで日本人のアニマルライツ活動(家)が取り上げられ詳細が記録された本は日本で初めての事。
これはまた凄い進歩だと思わずにいられないし、革命的な1冊やとその部分については感激した。
またヴィーガンが表面的な菜食生活に留まるだけの存在ではないこともちゃんと理解できる内容になってる所もポイント高し。

ただ私が最も違和感を感じた点を最後に取り上げたい。
それは、日本人による太地町の活動を取り上げているのに、超重要人物であるkunitoさんの話が一切出てこなかったことだ。
kunitoさんは太地町イルカ追いこみ猟に反対する最初のきっかけがシーシェパードの存在だったこともあり、
私の頭の中で、佐々木氏はkunitoさんにオファーしたがシーシェパード叩きの佐々木氏は相手にされなかったのでは?と勝手な想像をしていたが、実際kunitoさんに確認したら、何の歩み寄りもなかったという。
それを聞いて驚きとガッカリな気持ちにさせられた。
太地町イルカ追いこみ猟に反対する太地町住民の活動家であるkunitoさんという超重要人物を見逃すなんて、
あまりにも大きな失点だ。。。
もしくは知っていたけどあえて取り上げなかったかのどちらかであろう。
個人的にはkunitoさんの事もちゃんと取材した上でこの本が書き上げられていたなら、本物と言える素晴らしい作品になっていたと思う。
そんな私個人の意見というか実情も知った上で、この本を読んでいただきたくこの記事を上げました。
以上。

世にも奇妙と思える1冊の書籍が発売になった。
タイトルは「動物の権利」運動の正体

いかにも怪しいタイトルであるが、笑
しかし内容の中心がなんと、太地町を舞台に活躍するヴィーガン活動家の姿を追った作品になっている。
先日この日本でついにイルカの展示飼育を廃止にすると宣言する水族館が出てくるなど、
ようやく日本も動物の権利が問われる世の中になってきたと思える、時代の変化を感じさせるし、
それ自体は素晴らしい事だが、
何が奇妙かというと、この本の著者が、佐々木正明であるということ。
賛成反対に関わらず捕鯨問題に関心を寄せてる人なら、佐々木氏のことを知らない人はいないだろう。
TV番組をはじめ、捕鯨問題を取り上げる場には、必ずと言っていいほど登場し
捕鯨問題に詳しいジャーナリストとして捕鯨擁護発言を繰り返してきた、
右寄り捕鯨推進勢力の産経新聞社の元記者、いわば敵対勢力の1人である。
佐々木氏の得意分野はシー・シェパード叩き。
シー・シェパードを利用して偏向報道を生み出した人物と言っていい。
捕鯨問題を訴え活動していると、すぐシーシェパードと結びつけて問題の本質に向き合おうとしない人々に多数出会うが、
シーシェパードの情報だけに踊らされて思考停止させられる、世間の無関心勢力を生み出した親である。
過去に出した書籍は
「シー・シェパードの正体」
「恐怖の環境テロリスト」
どんだけシーシェパードを潰したいのかと思える解りやすいタイトル、笑
そしてまんまとこのタイトルに引き付けられる日本人は当時多かったのでは?
佐々木氏の商売上手さも窺える。
これに続く3作目が今回発売された
「動物の権利運動の正体」である。
この流れでタイトルだけ見たら、どうせアニマルライツ潰しの作品だろうと想像してしまうだろう。
少なくとも私はそう感じずにいられなかった。
この情報が流れた当初、個人的に驚きを隠せない光景だったのが、
この本でメインとして登場するLIAのヤブキレン氏をはじめ、一部のアニマルライツを訴える人々が、
そんな佐々木氏の素性には触れずに、ただこの本の宣伝活動に勤しんでいたこと。
え?この佐々木という人が、捕鯨推進勢力なの知らないのかな?
敵対勢力の味方をするとは、いったい?
もしくは解っててわざと隠しているのか?
アニマルライツを取り上げてくれただけで、そんな簡単にこれまでの事がチャラになるのか?
違和感を感じるしかない周りの反応にさっち~の頭の中は?????で一杯だった。
私が知らないだけで、佐々木氏が今は改心してアニマルライツの味方になったとでもいうのか?
私が無知なだけで、佐々木氏について知らない部分があるのかもしれない。
そんな純粋ドストレート過ぎる私は、笑
みんなが黙りを決め込むなら、自分で調べてみるしかないと、
「佐々木正明の正体」という本でも出してやろうかと、笑
これまでなら絶対手に取る事などなかった、「恐怖の環境テロリスト」を中古で取り寄せ読んでみた。

内容は、確かにシーシェパードを始めとした過激派勢力を潰すために、シーシェパードを中心とした団体が、いかに過激な活動を行っているかを伝えて世間を味方につけようとする意図が見える内容になっていた。
しかしそれだけではなかった。
非常に意外だったのが、捕鯨問題そのものにはあまり触れられていなかったこと。
活動する人々に焦点が当てられていたことである。
これを読んで、これまで抱いていた佐々木氏に対するイメージが少し変わった部分があった。
動物を犠牲にする業界に反発する団体や活動家の行動や歴史が集約されており、
別の見かたをすると、動物の権利運動がどのように世の中にもたらされてきたのかを知ることができるバイブル書的な扱い方もできるということだった。
それは良くも悪くも、佐々木氏の活動家に対する執着心を知った、
佐々木氏は捕鯨擁護というよりも、活動する人達の心理が知りたくてたまらないんだなという新たな印象(一面)を持った件。
そしてこの本が出された2012年の時点で、VEGANについても触れられている点も注目だ。
これまで、このような情報をまとめた書籍が日本にあったか?と考えると、思いつかないし、
そーゆー意味では、佐々木氏は世界中のアニマルライツ活動にも詳しい最先端の人と言えるのかもしれないと思ったし、
それはちょっと凄いことなのではないかと思い始めた。
彼が動物の味方でないことは明らかではあるが、彼のそういう情熱?仕事ぶりに関しては、佐々木氏への印象が少し変わった。
なので、今回の新作も購入に至らずにはいられなかった件。
また今回発売記念イベントとして、佐々木氏のTwitterアカウントで、2度に渡ってトークライブが行われた。
1度目は5月13日。発売日の前日。
トークメンバーは以下の3人。
これまでなら絶対あり得なかったメンバー構成。
いや~、ほんと時代はきっと良い方向に変わってるんだよねと思い込みたい件、笑
○シーシェパード叩きでお馴染みの捕鯨擁護派の佐々木正明
○中立と言いながらその実態は捕鯨推進派のジェイアラバスター
○VEGAN団体LIA代表でガチ捕鯨反対派のヤブキレン
リアルタイムで視聴したが、内容は本の中身についての真面目な話。
唯一ツッコミどころがあるとすれば、ジェイアラバスターはほんと変わってないなという感想。(勿論褒めてない)
「#動物の権利 運動の正体」(PHP新書)出版を機にTwitterスペースライブ(@izasasakima)を開催!初回は発売前日5月13日21:30~ 2回目は5月20日21:30~ 佐々木が物語の主人公の活動家、ヤブキレン(@yabukiren0)、第5章担当の元AP通信記者のジェイ・アラバスター(@jayalabaster)と書籍の内容を解説します pic.twitter.com/cghUpuYUq6
— Masaaki Sasaki (@izasasakima) May 11, 2022
2度目は5月20日。発売後。
ジェイに変わって、今度は、佐々木氏の弟である元刑事が参加、笑
捕鯨擁護ジャーナリストと刑事が家族だなんて、怖いというか何というか、計算され尽くしたような凄い家庭環境に驚き、苦笑
○シーシェパード叩きでお馴染みの捕鯨擁護派の佐々木正明
○佐々木正明の弟、元刑事の佐々木正三
○VEGAN団体LIA代表でガチ捕鯨反対派のヤブキレン
今日夜21:30~からです。兄弟初(?)のイベントかも。「#動物の権利 運動の正体」(PHP新書)Twitterスペースライブ(@izasasakima)を開催。ビーガニズム、反捕鯨・イルカ漁運動について語ります。ヤブキレン氏(@yabukiren0)に 弟の元捜査一課刑事、佐々木成三(@narumi_keiji)が何を聞くか? pic.twitter.com/Y3IJWcmLSy
— Masaaki Sasaki (@izasasakima) May 19, 2022
今日21:30~ Twitterスペース(@izasasakima) でこの理由に迫ります。#イルカショー 終了へ 施設などリニューアルで しながわ水族館 https://t.co/TQpqHRhb6X
— Masaaki Sasaki (@izasasakima) May 20, 2022
本は早速買って読んだけど、太地町の活動に少なくとも関わってきた私としては突っ込みどころ多数だったし、佐々木氏の悪意を感じる言い回しとか含めイラつく部分も当然あったけど、
ここまで日本人のアニマルライツ活動(家)が取り上げられ詳細が記録された本は日本で初めての事。
これはまた凄い進歩だと思わずにいられないし、革命的な1冊やとその部分については感激した。
またヴィーガンが表面的な菜食生活に留まるだけの存在ではないこともちゃんと理解できる内容になってる所もポイント高し。

ただ私が最も違和感を感じた点を最後に取り上げたい。
それは、日本人による太地町の活動を取り上げているのに、超重要人物であるkunitoさんの話が一切出てこなかったことだ。
kunitoさんは太地町イルカ追いこみ猟に反対する最初のきっかけがシーシェパードの存在だったこともあり、
私の頭の中で、佐々木氏はkunitoさんにオファーしたがシーシェパード叩きの佐々木氏は相手にされなかったのでは?と勝手な想像をしていたが、実際kunitoさんに確認したら、何の歩み寄りもなかったという。
それを聞いて驚きとガッカリな気持ちにさせられた。
太地町イルカ追いこみ猟に反対する太地町住民の活動家であるkunitoさんという超重要人物を見逃すなんて、
あまりにも大きな失点だ。。。
もしくは知っていたけどあえて取り上げなかったかのどちらかであろう。
個人的にはkunitoさんの事もちゃんと取材した上でこの本が書き上げられていたなら、本物と言える素晴らしい作品になっていたと思う。
そんな私個人の意見というか実情も知った上で、この本を読んでいただきたくこの記事を上げました。
以上。

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