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苦しみ続ける動物達のために❤さっち~のブログ❤№2

動物達の苦しみから目を背けさせようとアメブロを強制退会させられFC2に引っ越してから5年。そのブログが容量いっぱいとなりましたので、こちらのブログを新しく作りました。宜しくお願い致します。旧ブログ→http://amour918.blog.fc2.com/

壱岐島の存在が、水族館ビジネスで犠牲になるイルカ達の未来を変えるかも知れない…。太地町イルカ追い込み猟で捕まるイルカ達を救いたい。そんな想いで壱岐イルカパークを運営している高田さんの事を知って下さい。広めて下さい。 #太地町イルカ追いこみ猟反対  

イルカ達を拘束してる施設の代表が、太地町イルカ追い込み猟に反対?
そんな人いるはずがないじゃない、、、
普通そう思いますよね。
でも、そんな信じられないような人物がこの日本に存在しているんです。
私も去年まで知らなかった位だから、知らない人多いのでは?
イルカ達の置かれている状況を変える大きな希望になるかもしれない、重要な方。
私がこの方の存在を知ったのは去年10月。
イルカ達を助けたい想いを共有している念願だったYukiさんのツアーに参加して御蔵島を再訪した時に、
海洋保護を訴えてる高校生のリン君と出会ったのだが、
そこで彼が小さい頃からイルカトレーナーに憧れていたことを知った。
2021御蔵島リン君と
リン君は小さい頃からお母さんに連れられて御蔵島で野生イルカ達と触れあっていて
それがイルカの搾取に繋がることは考えもせず、仕事でもイルカ達と関わりたいと思ってしまったようだった。
しかし、ある人と話してその道を諦めたという話を聞いた。
そのある人というのは、壱岐島にあるイルカパークの高田さんという方だった。
一体高田さんとは何者なのか?興味が湧いた。
そしてリン君を通じて高田さんの事を調べてみたら、なんと太地町イルカ追い込み猟に反対であり拘束施設に閉じこめられてしまうイルカ達を助けたいと思っている方だったのだ。
(その時の記録も残してるリン君との思い出、御蔵島レポ。)

2021年10月29日 御蔵島滞在2日目レポ②
港のゴミ拾いを終えた後は、今回ツアーに参加していたリン君がプラゴミ問題のワークショップを行ってくれたがその時とその後の貴重なレポ。
大人っぽく見えるがリン君は現在17才。
何と3歳の頃からお母...

太田 幸子さんの投稿 2021年10月30日土曜日


何故そんな方がイルカ拘束施設の運営者に???
以下で高田氏のプロフィール詳細が綴られておりその中で関わった経緯に触れられている。
幼少期から海に潜りフリーダイビングの日本代表に選ばれたこともあるそう。
野生イルカに魅せられ御蔵島へも通いつめていた事もある。
御蔵島での体験が、イルカ達の事を考える大きなきっかけのひとつにもなっているであろう。
そして、その後内閣府の離島アドバイザーとなった高田さん。
落ち込んでいた壱岐イルカパークの再生を手伝って欲しいと頼まれ、イルカ拘束施設には関わりたくないと最初は断っていたが、相手の熱意に押されて仕方なくイルカパークへ視察に行ったそうだ。
そしてそこで見た光景が高田さんの運命を変えることになった。
生け簀に拘束された可哀想なイルカ達を目撃してしまったからだ。
目の前のこの子達を助ける力になりたい、、、
その想いからイルカパークの運営に関わるようになったのである。

2021年10月21日「人もイルカも置き去りにしないイルカパークへ。」
IKI PARK MANAGEMENT株式会社 代表取締役高田佳岳さんのライフストーリー
https://an-life.jp/article/1371
~記事より一部抜粋~

そのようななか、いつも現地でアテンドをしてくれる役場の職員さんから「イルカパークという施設を見て欲しい」と依頼をされたんです。僕は正直、"飼われているイルカ”が好きではなかったので、行きたくないと断りました。しかし職員さんが「ここを観光の目玉にできなければ、壱岐が本当に沈んでしまうかもしれません!」と、必死に食い下がってくるんです。僕も断り続けましたが、7回目でついに折れて、イルカパークを見に行くことに。そこには想像通り、小さな生簀の中に閉じ込められたイルカがいました。

狭い空間で悲しそうにグルグルと回るイルカを見て、出してやって欲しいとお願いしたのですが、「健康管理のため」と出してもらえませんでした。「イルカの生きる尊厳が、ここにはない」。愕然とした気持ちになっている僕に役場の職員さんが、「この子が死んだら、また新しいイルカがやってきます。高田さんみたいな人が助けてくれないと、本当にどうにもならないんです」と語りかけてきました。町の観光の要であるパークを取り壊すことはできないから、この状況を続けるしかないと言うんです。

そこで、不幸なまま死んでいくイルカを何とかしたいと、役場の職員さんと一緒に再建プランを練り始めました。ただイルカに会えるだけでない、イルカと一緒に海の魅力や遊び方まで学べる場所。そんなプランが完成し、いざ取り組もうとなった時に陣頭指揮を取れるプレイヤーがいなかったため、僕自身が壱岐島へ移住して、代表を務めることに。思いがけず、小さい頃からの夢であった「海の学校」と「ジャックスアイランド」を実現することになったんです。
~転載終了~

高田さんの情報を調べると、あちこちの記事でイルカ達を思いやる気持ちを感じることが出来た。
この人は本当にイルカ達を救いたい人なのだと思わずにいられなかった。
そんな方がイルカ拘束施設の代表だなんて、凄まじいインパクトである。
ある記事では、太地町のイルカ追い込み猟で捕まったイルカは買いたくないとも宣言していた。
イルカパークの代表でありながら、そんな発信をするなんて、リスクもあるであろう。
イルカ達のことを優先して考えられる人だからこその覚悟を感じずにいられなかった。

2020年3月4日「イルカの死亡についてとこれからのイルカパーク。」高田佳岳
https://note.com/yoshitaketakada/n/n80d8650f67b5
~一部抜粋~
着任してから、トレーナーの知識、技術向上に努めてきました。
イルカに頼らない稼ぎ方を考えてきました。
発展途上ではありますが、かなり手応えを感じています。
僕には、死んだイルカ達を無駄にすることはできません。
死んだから代わりを買うぞ!という気もありません。

ただ!!!イルカは群れで生きる動物なんです…雄はあまり群れませんが、雄は雄同士。雌は雌と子供という形で群れを構成しています。飼育下でイルカが一頭になると、不安定になり体調を崩したりすることが多くの施設で確認されています。
このままでも、本当に良いことはありません。
ただ、太地町から新たにとった個体を買う!というつもりももはやありません。(無理矢理、太平洋圏のイルカを日本海に馴致させるのに無理があると思っています)でも、ここでなんとかしてあげないと、今の子達にもいいことがないんです…。繁殖ができればいいのですが、私たちにはまだその力がありません。DRCは多くの繁殖例(26頭いるうち、22頭が施設で産まれた子で、既に三世代が住んでいます)があるので、これもしっかりと教えてもらう予定です。
いま、全国の水族館や飼育施設で、スペースの問題だったり、経済的な問題だったりで飼えなくなった個体がないか、あればその個体を譲ってもらえないか、方々探っています。勿論、その馴致も簡単ではないですが、飼育下にしばらく置かれた個体は、野生から捕獲して間もない、しかも暖かいところから来る個体よりはずっと楽です。少しでいいから個体を増やしてあげて、今のイルカ達の心の健康を担保してあげたいと思っています。
~転載終了~

高田さんは、今すでに囲われてしまったイルカ達だけはせめて幸せにしてあげなければという一心で
イルカパークを運営されているようだ。
その点では日本一イルカの福祉を考えている施設と言えると思う。

しかし、調べる中でこの1~2年、太地町からイルカを購入したという情報も出てきた。
一体どういう事なのか?
混乱してくるさっち~。。。
そして高田さんへの興味は益々深まるばかり、、、
一度直接お話を聞いてみたいと高田さんとコンタクトをとるため、手紙を書いた。


その後、是非おいでくださいと非常に丁寧な返信をいただき、壱岐島へ足を運んでみることにした私。
その非常に丁寧な返信内容からも高田さんの人柄、イルカ達への愛情がビシビシ伝わってきた。
すでにメールでのやりとりから私が知りたかったいくつかの答えは聞いていたが、
その人がどんな人かを知るには直接逢ってみるのが1番。
直接話をしてみたりその人をリアルに感じる事で、高田さんの想いが本物かどうかより確信できるだろうと思った。
またイルカ達がどんな環境に置かれ、どんな様子なのかこの目で確かめてみたかったのもある。
また高田さんの事を知り、壱岐島について調べてみるまで知らなかった大きな事実にも出逢った。
なんと壱岐島でも、かつてイルカ追い込み猟が行われていたのである。
●和歌山県太地や静岡県富戸といった地域から学んだイルカ追い込み漁を1976年から始めた。
●原因は不明ながら漁業資源の減少に伴って大群のイルカが来なくなり、1986年を最後に大規模な捕獲を行わなくなった。
●1996年を最後に捕獲は無く、今は捕獲が許可されていない状態
これまで散々イルカ解放を訴え活動してきたのに、こんな事件(こちら側からすると立派な活動)があった事も知らなかったなんて恥ずかしい。
「壱岐イルカ事件」ウィキペディア
https://onl.sc/rxuPYgX

そんな壱岐島の過去は、私を更に壱岐島行きへと駆り立てた。
2022年3月28日
博多港から高速船に乗って約1時間で到着。
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壱岐島についに上陸。
思っていたよりアクセスの良い島だった。
ただ島内の公共交通機関は1時間~数時間に1本あるかのバスしかなく、車の免許を持ってない私みたいな者には、移動が不便な事は間違いない。
私は宿まではタクシー利用。そこからイルカパークまでは宿のレンタル自転車を活用。
帰りの日は時間あったので、宿から港まで約2時間、徒歩で向かった。
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2022年3月29日
高田さんとイルカ達に逢うため、電動自転車で壱岐イルカパークに向けて出発。
壱岐島はアップダウン激しく普通の自転車では無理。宿にレンタルあってほんと助かった。

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この日はイルカのハニーの命日でもあった。
事前にお会いできる日を伺った結果、このタイミングでの訪問がベストとなった。
まるでイルカのハニーの魂がわたしを壱岐島へと連れてきた、そんな気持ちにすらなった。
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イルカパークに続く道。
本来イルカ達が生きるべき場所がパークと繋がっている。
人間は好きな時に海に行けるのに、そこで生きていたイルカ達は、永久に海の生活から引き離されるなんて、、、
そんな事はあってはならない、なくしていかねばならないと、自分は海の生き物でない人間だからこそ余計そう思う。


途中道に迷ったりしたが、宿から約1時間。
目的地の壱岐イルカパークへついに到着。
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まだ高田さんが来られる時間前だったので、受付でご挨拶を済ませ先に施設内をチェックした。
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そして真っ先にイルカ達の元へ向かった私。
高田さんのイルカ達を幸せにしたいという想いの数々に先に触れていただけに、
壱岐イルカパークで暮らす「幸せそうなイルカ」の姿がここにあるのではないかと想像してしまっていたが、、、
やはり残酷な現実の重さを突きつけられた。
真っ先に訪れるのは当然可哀想という感情。。。
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高田さんの救いたいという想いはまだ現実には反映されていない。
ここがどれだけイルカ達の事を想い運営されてる施設であったとしても、
それすら単なる人間のエゴになってしまう、
それほど捕虜となったイルカ達にとっては絶望の世界があるということなのだ。
だから根本的な所からなくしていく必要がある。


ここで働いているスタッフは、当然太地町イルカ追い込み猟の問題を認識しており、高田さんの想いを共有しているとのこと。
今回私がイルカ保護の想いから代表とお話しするために訪問した事を伝えるとスタッフの方々にも親切にしていただいた。
水族館をメインとしたイルカ搾取施設にとって、私のような存在は敵とみなされ到底受け入れられる事はない。
なのにココでは手厚く迎えて貰えたのだ。。。
なんてことだ、、、これは何とも言えない不思議な体験であった。
高田さんがこの施設と関わってなければ、こんな事は到底叶わなかったと思う。
まずは中から変える。高田さんの描く世界が少しわかったような気がした。

間近でトレーニングの様子も見てくださいと案内してくださったので、ふれあいイベントに参加してた家族の後ろで様子をチェック。
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このイルカは、みらいちゃん。
ここのトレーナーたちは、イルカ目線で接しようとしてると言っても、
現状、他の施設と同じふれあいイベントにしか見えないのは間違いないし、やはり見てて胸が痛くなってしまうのだが。。。
もしこのお客さんたちに、このイルカがどうやって海から捕獲され連れてこられるはめになったのかの説明があれば、まったく違うものになっているかもしれない。
今後、それをしっかりお客さんに説明できるくらいになってほしいと思わずにいられない。
イルカ達の幸せな"みらい"を願うなら…


高田さんはいつか餌でのコントロールをなくしたいと仰っている。
イルカ達が自ら人間と遊びたいと思う気持ちを優先できる施設になりたいと。
今はまだそこに達せてないから、残酷に感じる部分は多いだろう。
そしてそこに達したとしても、イルカ達を飼育していくには勿論お金も必要だし、そこはお客さんから助けてもらわないといけない。
高田さんの想いが周知されお客さんに伝わったうえでこの施設が運営されれば
それはそれは、これまでにない素晴らしい施設になると思う。
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施設内のカフェスペースの一角にイルカ達の事を伝える小さな展示エリアが設けられていた。
端っこの方にあった、イルカ達の飼育環境向上に努めていることを伝えるコーナーがあったが、いったい来場者のどれだけの人がここに目を向けるのだろうか?
私が訪れた際、ここに立ち止まってるお客さんを誰1人見なかった。
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飼育員とボール遊びしている時間。
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海の中には沢山の刺激があるが、それが自然プールであろうと、塩素漬けプールであろうと、
閉じ込められた空間には何もない。
出口のない限られたスペースの中で何もやることがないという状況が、どれほど苦痛なことかは、深く考えなくても解る事。
以前私はスマスイでの活動の際にも記事の中で取り上げているが、

2020.3.25 新型コロナウィルスの影響でより一層感じられること「退屈という名の虐待、拷問に苦しむ動物たち」例えば、須磨海浜水族園にいるイルカ達について。こんな時だからこそよく考えてみてほしい。
http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-336.html

私はすでに閉じ込められてしまったイルカ達にとっては、人間とのふれあいを含めた一定の刺激、イルカショーですら必要(になってしまっている)という考えを持っている。ただ他に退屈を紛らわせる別の方法があるなら勿論ショー形式じゃない方がいい。
「イルカショーを終わりにしよう」と、広告まで出してるお前が何言ってるんだと思われるかもだが、
これは水族館の目玉イベントと化してるイルカショーの存在が、新たなイルカの捕獲や監禁行為に繋がらないように訴えているのであって、すでに捕まってしまっているイルカ達の問題とはまた異なってくる。
だから、壱岐イルカパークが、試行錯誤しながら毎日いろいろスタイルを変えてイルカ達が飽きないようなことを実践しておられる姿勢には安心感を覚えた。
スマスイでひとりぼっちで苦しそうだったガル君に遊び道具等与えて欲しいと、こちらから散々意見送ったりもしていただけに余計だ。
動物を閉じ込めて金儲けに利用することしか考えてないような施設だから、動物の扱いなんて気にしない。
それが日本のスタンダード。
でも高田さんが仕切るこの場所は同じ拘束施設でも違うのだ。
お願いされなくても自分たちから進んでそれに取り組んでいる。
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そして今いるイルカ達の情報。
現在4頭のイルカがいて、その全員が太地町出身である、、、、、。
高田さんの想いを知っていても、やはりショックな光景には違いない。

みらい(メス) 2020年5月19日に太地町より搬入
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スカイ(オス) 2020年5月19日に太地町より搬入
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Jelly(メス) 2021年4月21日に太地町より搬入(この子は後から話に出てくるが専門学校所有のイルカ)
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あずき(メス) 2011年4月14日に太地町より搬入
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4頭いるうちの1頭。
今回イルカ達を直接目にして、最も気になる存在だったのが、上のあずきちゃん。
他の子たちがボール遊びをしている間でも、あずきちゃんだけは、ひとりでただジッと浮いてるだけで、非常に気になる存在の子だった。
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後から高田さんに話を聞くと、あずきちゃんは心にかなり大きな傷を負っていて人間をまったく信用できないのだろうと。。。
しかし、こんなあずきちゃんでも、餌の時間になるとトレーナーの所に向かっていくからそれがまた見てて辛かった。
拘束されるイルカ達の身に起きる最初のあまりに大きなショックな出来事、それは捕獲時。
それは太地町で捕まった子たちに共通している事だと高田さんも言っていたが、その傷の深さはどんな環境に置かれていたかによっても変わってくるだろう。
あずきちゃんは飼育下でほったらかしにされたと彼女が受け取ってしまう出来事があったようで、それも影響してるかもと高田さんは言っていた。
イルカのハニーの最後がそうだったように、
群れで暮らすイルカにとって、ひとりぼっちという空間は特に辛いものである事は間違いないが、
例え他に仲間がいたとしても、それは幸せな環境ということになりはしないことを、あずきちゃんが教えてくれている。


展示エリアのモニターで流れていた動画。
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この動画には、高田さんが今後の方向性を決める大きな出逢いだったと言っていた
アメリカのドルフィンリサーチセンター(DRC)との交流、今後の施設として目指したい方向性が語られている。
高田さんについて調べるのに私も事前にこの動画はチェックしていたが、
今いるイルカ達の幸せ、福祉の充実を考えれば確かにDRCのイルカ達の意思を尊重した接し方には学ぶところは大きいと思う。
しかし、イルカ解放の道には繋がらないだろう。。。
何故なら繁殖行為でイルカを増やしているから。
畜産でもそうだが、動物福祉=動物の解放 では決してない。
この辺りは動物の犠牲を訴えるにあたり非常に難しい部分である。
目の前にある酷い状況をなくしたいと思うのは当たり前でないといけない事だが、
そこばかりに集中すると場合によっては動物の搾取をより一層肯定してしまう結果にもなってしまう。
このお手本となるアメリカのドルフィンリサーチセンターという存在についても、私はこの動画で初めて知ったので、他の方の意見も知りたく、イルカ追い込み猟反対活動の拡散協力等でいつも協力してくださってる海外の方にこの施設に対しての印象を聞いてみた所、「最悪な施設だ」という答えが返ってきた。
いくらイルカに優しく接していても、イルカを見世物にして金儲けしている施設であることには変わりないからだ。
そんな反応があったことを高田氏にも伝えたら、「そうでしょうね。。。」とすんなり受け止められてこれまた意外な反応だったというか、高田氏が安易な考えで今に至ってないことも感じさせられた。


高田氏は、DRCで見た繁殖下で産まれたイルカ達が決して不幸とも思えなかったのもあり、
繁殖の方向も考えていると言っていた。
また拘束されたスペースでのイルカ達の福祉を考えたら群れで暮らすイルカ達にはある程度共に過ごす仲間が必要であり、
太地町から買わないのであれば、繁殖も必要ではないかという認識か。
もしくは今いる4頭で終わりにする方がいいのかいろいろ悩んでいて、まだ答えは出ていないとのこと。
比べるものがない、その場所しか知らない繁殖で産まれたイルカは、野生から連れてこられるイルカとは状況が違うため感じる苦痛も違うと。
言いたいことは解るが、もし外の世界、本来の居場所がある事を知ったら、どうだろう?
海へ出たいと思うのではないか。
そもそもイルカは海の生き物なのである。勿論そんな話でも盛り上がった。
私としては繁殖にも反対である事を伝えている。
そして、ここを行き場を失ったイルカ達のサンクチュアリとして活かすことが出来たら1番ベストだと思う事。
太地町の話に戻るが、太地町の森裏湾はクジラ牧場計画でいずれ100頭以上のイルカ達を放し飼いにするという無謀な計画が立てられている。
一方、イルカ保護の目線を持ってる方が、森裏湾をサンクチュアリに出来たらいいと言っていたが、あそこは最も深い所で水深6メートル。
現地で森裏湾に関わる関係者にも今年私は直接話を聞いたが、森裏湾は周囲をそれより浅い水域に囲まれており、沢山のイルカ達を放せる環境には到底ないことを突きつけられた。

今日はダイビングで近くまで行く事になったので、前乗りして太地町に寄ってきた。
海の豊かさを守ろうと訴えながら、海の豊かさを守ってくれる野生動物達を搾取して監禁してるアドベンチャーワールド号にお金を払うのが嫌で仕方なかったけど、これしか交通手...

太田 幸子さんの投稿 2022年2月24日木曜日


しかし、この壱岐イルカパークの自然プールは水深10メートル。
完璧とまでは言えないにしろ、イルカ達を見守るスタッフがいることを考慮すればイルカ達が過ごす環境としては悪くないと思える。
そしてわたし個人の理想としては、海と繋がっている一部を開放して、イルカ達が自分の意思で海と自由に行き来できるようになったらいいと考えた。
それを高田さんに話したら、まったく否定されなかったどころか、似たようなことを高田さんも考えておられたことを知ってより親近感が湧いた。
イルカ達の幸せをちゃんと考えようとしている高田さんとスタッフがいる壱岐イルカパークは、
日本で初のイルカのサンクチュアリとして相応しい場所だと思える。
それならイルカ達の意思で望んで人間との触れあいを楽しむことも含め、色んな点でイルカ達が最後まで幸せに暮らせるようにこちらとしても世間に協力を求めることもできる。
しかし、もしサンクチュアリにしてイルカたちをここに連れてくるといっても、そう簡単にもいかない現実もあることも視野にいれなければならない。
太地町のイルカを買う前に、他の監禁施設に譲ってもらえるイルカがいないか尋ね回ったそうだが、回答は得られなかったそうだ。
運営を続けながらどうやって世間にこの問題を訴えていくのか、そう簡単にはいかない現実があるのも本当に良く伝わった。

また太地町のイルカを購入した背景には、
相次いでイルカたちが死亡してしまったということもあったと思われる。
高田さんが来てから1年ちょっとで3頭のイルカが死亡するという事態になったのだ。
死亡の原因は何だったのか?
ネットで情報を調べたら水質に問題があったという情報が出てきたが、高田さんは違うと言っていた。
それまでイルカたちを診ていた獣医が、牛専門だったそうで、イルカたちを診るのにそもそもふさわしくなかった、完全に管理不足の問題だったと。。。
今は海洋哺乳類も診れる獣医師に変えたそう。
そしてイルカ達に与えるご飯(主に冷凍の魚)も、それまでは到底自分では食べられないと思うレベルのものだったそうだが、
人間でも安心して食べられるレベルのものに切り替えたという。
これもアメリカのDRCで学んだことだそう。
「自分が食べられないものをイルカたちに与えられるのか?」と言われたそうだ。
高田さんの話を聞くたびに、イルカたちを拘束している他の水族館がいかにイルカたちに優しくないのかも浮き彫りになる。
また私としては、2048年には魚が海から消えるかもしれないと言われているほど海洋汚染が悪化し続けていく状況の中で(その主な原因は漁業のせいだが)、
飼育動物に魚を与え続けなければならない水族館という施設が成り立っていくのか本当にそこも疑問である。
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そしてついに高田さんとご対面の時間☆
(というか、すでにここまでの時点ですでに高田さんとのお話は載せてはいるので順番がおかしいかもしれないが^^;)
今日がイルカのハニーの命日であることを伝え、一緒に写真を撮ってもらったが、
こうやって共に訴え写真に収まってくれる時点で、彼の想いが偽物ではないことの証明だと思う。
この時、撮影してくれたスタッフにも「僕はこっち側の人間だからね」と説明していた姿が印象的で素敵だった。
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高田さんは、ハニーが問題になった当時、犬吠埼マリンパークにも何度か足を運び、イルカのハニーを譲って貰えないか向こうに要望も送っていたそうだ。
その話を聞いて、当時私は高田さんの事も、そんな活動をされていた事も知らなかった、もっと早くに知らなかったことが悔やまれた。
結果断られあのような結果になってしまったそうだが、、、。
もしハニーがココに来ていたら、、、ハニーは元気を取り戻していたかもしれない。
そんな想像をして更に胸が痛んだ。。。


そして代表でありながらこんなにカジュアルに話させてもらっていいのだろうか?と躊躇せずにいられないほど、
ほんと気軽に話せる方でそれがまたありがたく、
実際お話してみて、私が思ってた通りのそのまんまの方だった。
この日は、キャンプイベント?で沢山の子供達やその家族を引率されていて、お忙しそうだったが、貴重な時間を割いていただき気になる点等いろいろ質問させていただきお話聞かせて貰った。

1番気になる太地町のイルカを購入した件について。
これについては、事前にメールである程度聞いていたのだが、その想定外の答えに私は胸が締め付けられメールの返信の時点で涙が溢れて止まらなかった。
高田さんは、コロナ禍で売れずに太地町で過剰在庫として生け簀に閉じこめられ悲惨な状況にあるイルカ達の事を良くご存じで、
生け簀に閉じこめられたイルカ達の苦痛を取り除いてやりたいと考えておられたのだ。
あの生け簀でただ毎日息をしているだけ、究極の退屈という拷問行為に苦しみ飼い殺しされていくイルカ達を放置できない、、、
それならせめてココに来て貰って少しでもマシな環境で命を全うしてもらいたい、、、
そんな想いで、イルカ達の購入に関わったという。。。
何か事情があるのだろうとは感じていたが、まさかそんな理由だったなんて、、、
私も実際、太地町を訪れ、イルカ達の生け簀での様子を目の当たりにしているだけに、
売れずにこのままこの生け簀に閉じこめられたイルカ達はどうなるのかと案じていただけに、
高田さんの気持ちに共感できる部分はあまりに大きかった。
また私が高田さんの気持ちに共感してしまう理由のひとつに、
日本熊森協会で保護しているツキノワグマのトヨ君のお世話ボランティアに関わっているという事がある。
トヨ君はもう野生に戻れない檻に閉じこめられた可哀想なツキノワグマ。
だから、せめて彼が少しでも喜びを感じて生涯を全うしてもらえるようにと、お世話ボランティア隊は接している。
それと同じだから、より高田さんの気持ちが理解できるのかもしれない。

2020.9.29 熊を殺すのも人間。助けるのも人間。私は助ける人間になりたい。
「高代寺で保護飼育されてるツキノワグマのトヨ君のお世話ボランティアになりました。」

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-371.html

「太地町から買った」
この事実の裏側にあった、想像も出来なかった高田さんの想い。
歩み寄ってみないと知れなかったこと。
しかしこれを知っても、太地町のイルカビジネスに加担したことには変わりないと彼を叩く人も勿論いるだろう。
しかし、私は彼を叩くよりも、彼の気持ちを世間に知ってもらうことに労力を注いだ方が、イルカ達を救う力になるのではないかと考える。
高田さんも自分が非難されることは勿論想定内で、
むしろ「なんで買ったんだ?」と突っ込んでもらいたいと仰っていた。
それを説明することで劣悪な環境で苦しむイルカ達のことを知ってもらえるからと。
そんな姿にまたひとつ彼の器の大きさを感じたことは言うまでもない。

高田さんからいただいた返信の一部をここに載せておきたい。

「太地には、昨年から海外輸出用に確保されている個体がたくさんいます。
彼らはコロナの影響で輸出されず、狭い生簀に鮨詰めにされてます。
行き場を失ったイルカたちは、太地で一次飼育レベルでの飼育で、生簀の中で1年もの間過ごしてます。
つまり、もう野生は戻せない。売り先はない。
愛されることもない。という最悪の状態です。

イルカはいるだけで人を幸せにする生き物だと考えます。
そんなイルカが、少ない飼育員とだけふれあい、
狭くて好奇心をかられない日々を送っているのです。
たくさん仲間がいるのがせめてもの救いでしょう。
独りでいることは本当に辛いと思います。

僕は捕まったからには、最低でも人の目に触れ、
誰かの思い出となり、愛され、喜んでもらえる存在として、死んでいってほしいな、と思ってます。
だから、今の一次飼育状態が長引くことは本当に最低だと思ってます。
これがブローカービジネスの最悪の部分です。
そして、人の都合で振り回される命をどうにもできない自分の弱さ。
本当に悔しいのです。

昨年、パークに来たのはこの中の1頭です。
本当は全部助けたいんです。全部レスキューしたい。
まだ昨年のが30頭近くいるはずです。
だから僕はイルカパークで稼いで、お金を集めて、
この子たちを全部救い出し、せめて愛されて死んでいける場を提供したい、と思っています。

ちなみに、弊社にはお金がないから、
事情を説明し、イルカを買いたい、という専門学校に買ってもらいました。

これが僕にできる、
捕まえてしまった人間の責任の取り方かな、と。
僕が何かしらでお金を集め、レスキューした子を、
日本の誰も実践してないアメリカ式の飼育方法で、
たくさんの人に愛されて天寿を全うしてもらう。
あ、捕まってるから天寿ではないかも知れませんが、
僕は捕まることも運命だと思っています。

ココで、買ったら彼らのビジネスを助長する、
と言われることもありますが、
じゃあ、この子たちはそのまま死んでいいの?と思います。
もう行き場がなく、座して死を待つだけならば、
せめて楽しいと思えるであろう時間を、
人間としてできる範囲で提供してあげたい、と思っています。
この業界に関わって見えてきた闇の部分。
今の僕にできるコトは、この闇に堕ちた子たちを救い出すことだ、と思い虎視眈々と狙ってます。

皆さんの活動からも、こういった側面を照らし、
意識を高め、最終的には救うとこまで、
やり切れれば、施設や会社と皆さんの存在は、
役割を分担し共存できると思っています。」

私は高田さんのこの想いを知って思わず号泣してしまいました。。。
あなたはどう感じますか?
太地町からイルカを買った残酷な人と考えますか?
私はそうは思わない。
日本のイルカ拘束施設でここまで考えてる人は、高田さん以外にいないと思う。
結局イルカ搾取施設じゃないかと言われるかもしれないし、私にも非難の目が向くかもしれないが、
私はそれでも高田さんとイルカたちの味方でいたいし、ひとまず今後を見守っていきたい気持ち。

因みに上で出てくる専門学校について今回話を直接聞いたが、
残念ながらイルカトレーナーを育てる系の専門学校だった。
しかもちょうどこの日、その専門学校関係者がイルカパークを訪れ宣伝行為に励んでいた。
最初高田さんは、イルカを買いたいという専門学校からの要望を断っていたそうだが、、、
太地町の生け簀にいる最悪の状況にあるイルカ達を選んでくれるならと持ちかけ、受け入れる形にしたそうだ。
こちらとしては、そんな専門学校と関わりを持つなんてイルカビジネスを助長する事になる、そこは残念に思うし最悪な事を話したら、その部分についても高田さんは非常に理解されており、こちらと同じ気持ちであった事も付け加えておきたい。
矛盾していることは解っていて、
それでも今酷い状況にあるイルカ達を救いたかったという事なのだろう。。。
何よりも、ここまでの現実に至らせている世の中の在り方が問題だと改めて考えずにいられない。。。

毎日やってくる絶望の夜、希望の朝を容赦なく奪われ続けるイルカ達…
「2021年9月1日~2022年2月28日 太地町イルカ追いこみ猟によるイルカの被害状況 犠牲者情報まとめ」

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帰ってからこの専門学校について調べたが、壱岐イルカパークのトレーニング方法を学ぶスタイルのようだ。
高田代表の考えを共有していて一緒にやっていくという事であれば、太地町イルカ追い込み猟の問題も理解していなければならないが、教材となるイルカが必要で購入したという訳か。
そして高田代表がイルカの繁殖を考えてるのは、この学校のこともあるからなのかもと帰ってきてから考えた。
(直接現地でそこまでお話してなかった)
また高田代表は、イルカを消耗品扱いにしか扱ってない水族館業界全体のイルカトレーナーのレベルが酷い有り様でどうにしかしないといけないと仰ってたから、そーいう意味でもこの学校と関わられたのだろうか。
もっとお話したかった事がいろいろあったと帰ってきてから感じさせられる事も多々。
この学校で育ったイルカトレーナーが、太地町イルカ追い込み猟に反対の意識を共有し、見世物ビジネスのツールとしてイルカ達と接するのではなく、保護意識からの飼育のプロとして育ってくれるなら、否定はしないが、
正直、私としては、こういった学校自体が営利目的で存在している以上、違う未来が待ち受けているのではないか、イルカ解放の道は遠のいてしまうのではないかと、懸念が高まる。
「日本で一番イルカに近い学校」
福岡ビジョナリーアーツは、日本唯一のトレーニング方法を取り入れた施設
“壱岐イルカパーク&リゾート”と提携を結びイルカとコミュニケーションがとれるドルフィントレーナーを育成していきます。
https://www.va-f.ac.jp/pet/dolphin-trainer?msclkid=b9c459c1b31b11eca44aa75b90b399d3

また高田さんにも直接お話したが、私が今回訪問して問題だと思った大きなことのひとつに、
高田さんのそこまでの想いが来場者、そして地元の方に全く伝わっていないという事だった。
今回タクシーの運転手さん、そして壱岐島のイルカ追い込み猟に直接関わった方と、壱岐イルカパークの保護意識について話したのだが、両者ともに「だって壱岐イルカパークは太地町からイルカ買っとるがな。」という答えが返ってきたのみ。
高田さんの気持ちを知ってるだけに、それはあまりに勿体なさ過ぎると思った。
しかしそれは施設の展示の仕方にも問題あるかと思った。
カフェスペースでただくつろいでるだけの来場者の様子を見て、より一層そう思った。
イルカ達を助けたいという想いを感じ取れるインパクトがこの空間にないのだ。
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タクシーの運転手さんたちの反応から、
「太地から買う=イルカを苦しめることに加担」
という認識が島に定着しているという事ならそれはそれで凄いことかなとも思うが。。。
これでは、高田さんの労力も報われない。
イルカ達の置かれている現状、今後この施設を通じてそれを解決していきたいと思っているその想いを
もっとアピールすべきだと高田さんに要望をお伝えした。
今置かれている立場的にそれが難しかったというのもあるそうだが、今後はそういう展示もしていけたらと前向きな返答も聞けた。
正直、壱岐島の住人にすらその想いが周知されてないなら、世間に理解してもらうのは難しいのではないかと感じてしまうだけに、そこは真剣に取り組んで貰いたいと願う。。。
因みに今回、PEACEのイルカのハニーのチラシと私の自作チラシを持って行ってたので置いて貰えないかお話したところ、全部受け取ってくださったことも付け加えておきたい。
その後ちゃんと設置されてるかは確認していないが、この先、犠牲にされるイルカたちの声が目立つ展示コーナーに生まれ変わっていてほしいという想いでいっぱいだ。
そして書籍コーナーにもっとこっち系の本を置いてほしいとお願いしてみたが、
逆にそんな本ありますか?と聞かれ、確かに難しいかもと頭を悩ませた私、、、苦笑
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また高田さんからこちら側の活動の仕方の問題と思われる部分を指摘されたのだが、そのひとつが
「水族館に行くな」その方法は決して間違ってもいないと前置きした上で、
では実際水族館が潰れた場合、イルカ達はどうなるのかと?
私個人としては、もしイルカビジネスから撤退してくれるなら、飼育しているイルカ達の最期を見届けるまでは何かしらのサポートをしたい想いやアクションを立ち上げる必要があると考えていることをお話したら納得していただけたようだ。
また水族館だけでなく、もし太地町がイルカ追い込み猟を止めると言ってくれるなら、イルカ保護の町として太地町を盛り上げられるように勿論協力したいとも思っている。
他に活動してる人達がどう思っているかは知らないが、少なくとも私はそう考えて活動している。
意外にその辺りのことは、これまで触れられてこなかったので良い質問して下さったと思う。

また高田さんは、太地町のイルカを救う早い解決策は、猟師達の収入の面倒をみてあげて猟師が一生安心して暮らせるだけのお金を渡すのが良いと仰っていたのだが、、、
私はそこには激しく賛同しかねる。
イルカを捕まえて食べものにしたり、見世物にしたり、その意識の在り方が間違いなのだと世の中が認識した上で変わらない限り、
根本的な解決には至らない、その時は解決したように見えてもまた同じことがどこかで始まってしまうと私は考えるから。
そもそもVEGANの私と、その意識はない高田さんとでは、考え方の相違はあって当然だ。
その上で、イルカ達を救う力にするために協力できることはしたい、その想いで私は足を運んだ。
私はイルカ達を容赦なく苦しめている太地町イルカ追い込み猟の猟師や、共犯者のくじらの博物館イルカトレーナーらが憎いが、
彼ら彼女らの中に本来あるはずの良心の存在までは勿論疑っていない。
だからこそこんなに必死に訴えるんだと思うし、
どこかで変わってくれることを信じている。
そして高田さんはその道を大きく開けるきっかけになれる人だと思っている。
イルカ達が微笑む未来に向けて、また1歩進んだ壱岐イルカパークに出逢いたい。
またその時が来たら訪問したい気持ち。
捕虜となり苦しみ続けるイルカ達が繋げてくれたこのご縁が、
どうか明るい未来へと繋がっていきますように、、、。
高田さん、私のような者でも何か力になれる事があったらまたご連絡ください。
この度はありがとうございましたm(__)m

壱岐イルカパークを後にした後は、イルカ追い込み猟が行われていたという無人島「辰の島」へ足を運んだ。
息を呑むほどの美しい海に心奪われた、、、。
今でもイルカ達が苦しめられていたならそんな風には感じられなかったであろう。
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この島ではかつて凄まじい数のイルカ達が漁業を妨害する加害者として殺された。
イルカの慰霊碑があったが、しかし、こんなものは何の役にも立たない。。。
海の生きものたちは人間の支配下にあってどう扱っても良いとする傲慢な人間が自らの過ちを悔い改めるか滅びない限り、イルカ達の魂は安らかな眠りにつけることはないであろう。
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この時、島に降り立った観光客はわたし1人だったが、辰の島の管理に関わってる地元の方がいらしたので、過去のイルカ追い込み猟について話を伺ってみたのだが、なんとその方は当時中学生でイルカ猟の手伝いをしていたという。
猟が終わった理由は、表向きイルカによる?漁業被害も減ったというのが1番の理由になっているようだが、イルカ達を助けたい海外の活動家による騒動のお陰も大きいであろう。
そしてそんな中で最も大事なこと。イルカ達が可哀想だったという関係者の声を聞けたのは大きかった。
今は追い込むのではなく、イルカ達がいたら追い払っているそうだ。
高田さんが代表を務めるイルカパークの存在、そして過去のものとなったイルカ追い込み猟、
ここ壱岐島には、イルカを犠牲にする世の中の在り方を見直す要素が詰まっているとしか思えない。
しかし、そんな壱岐島のリアルな姿を知る人は少ないと感じる。
壱岐島の住人ですらそれを理解していないのだから。。。

辰の島での地元の方との会話(前編)


辰の島での地元の方との会話(後編)


イルカ達を助ける未来の土台となる島かもしれない、その可能性に目を向けてほしい。
何もしなければ何も始まらない。
だから私は些細な可能性も拾い続けたい。
その一心で壱岐島に足を運んだ。
この現実を知ったあなたは何をしますか?
疑問に思う事があるなら、非難する前に、まずは自ら足を運んで、高田代表から直接話を聞いてください。
彼は真っ直ぐあなたの質問に答えてくれるはずでしょう。
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