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苦しみ続ける動物達のために❤さっち~のブログ❤№2

動物達の苦しみから目を背けさせようとアメブロを強制退会させられFC2に引っ越してから5年。そのブログが容量いっぱいとなりましたので、こちらのブログを新しく作りました。宜しくお願い致します。旧ブログ→http://amour918.blog.fc2.com/

2021.7.11 熊や野生動物達を殺しまくる日本が生み出した犠牲者たち。和歌山県の生石高原で保護されてるツキノワグマやイノシシたちのお世話ボランティアに行ってきた。 根本的な問題に目を向けよう。 

日本熊森協会が関わり保護しているツキノワグマ、大阪豊能町にいるトヨ君のお世話ボランティアにその後も通っているが
(過去関連記事)
2020.9.29 熊を殺すのも人間。助けるのも人間。私は助ける人間になりたい。「高代寺で保護飼育されてるツキノワグマのトヨ君のお世話ボランティアに参加してきました。」 あなたも助ける1人になってください。 #日本熊森協会
http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-371.html

和歌山県にも、人間のせいで犠牲となったツキノワグマ達が保護飼育されている。
和歌山の保護施設には、イノシシも保護されていると聞いていて以前から一度行ってみたい事をお話していたのだが、
タイミング良くお世話ボラさんの空きが1人出たとのことでお声かけいただき、
7月11日(日) 熊森さんの車に乗せてもらい保護施設のある生石高原へ☆
途中、熊たちのご飯を買ったり、集合場所の西宮から現地まで約2~3時間の道のり。
詳細はFacebookにて↓


生石高原の保護施設に到着。なんて見晴らしの良い心地良い環境。(人間にとってはかもだが、、悲)
ここで初めに保護飼育される事になった太郎ちゃんの故郷が見えるようにとこの場所に獣舎が建設されたそうだ。
近くに養蜂場(には私は勿論反対)があるそうで、沢山のミツバチたちが獣舎の水場に集まってきてた。
ミツバチ達も可愛かった。
そして念願の保護イノシシや熊たちとご対面☆
想像以上に人懐っこくて可愛かったイノシシのポゥちゃん。
私はイノシシを直接見たのは初めてだったのでその愛くるしさに感激。
イノシシは特に害獣扱いされ殺されまくってるだけに、この子達の美しさを伝えたい想いがより強くなる。
周りの方の何人かがイノシシに出くわした事があるが、襲われた事はないという。
世間がイノシシは凶暴と誤ったイメージを植えつけるせいで、一体どれだけの命が無惨に奪われていったことだろう。
この3日後、小学校にイノシシが出て追いかけ回された挙げ句殺されたというニュースがあった。
イノシシはただそこにいた、人間に追われ逃げていた、何もしていなかったにも関わらず、牙を持ってるから危険という理由で、、、。
その存在自体を全否定され酷い目に遭わされ続ける動物達が本当に可哀想でならない。
2021.7.14「小学校にイノシシ…追い詰めたのは 大分市」
https://news.yahoo.co.jp/articles/906691b43637b0676c5bcc7e7fd23b2b08e11bf9

尻尾フリフリで迎えてくれたイノシシのポゥちゃん。


【ポゥちゃんのこと】


現在、和歌山で保護飼育されているツキノワグマは、おじいちゃん熊の太郎ちゃんと、小熊のクマ子。
太郎ちゃんはお母さんと妹を殺されて孤児になった可哀想なツキノワグマ。
現在31歳でとても長生き。想像以上にたくましくて若くて驚いた。
ニンジンを食べる時の愛くるしい表情がたまらない。
何故この熊たちが殺され続けなければならないのでしょう?
【太郎ちゃんのこと】


太郎ちゃんの隣にいた、とにかく遊びたい盛りの子熊のクマ子。
クマ子も野生動物達を殺しまくる人間とそれを許す日本社会のせいで孤児になった犠牲者です。
【クマ子のこと】


クマ子が来る前は、太郎ちゃんと同じようにお母さんを殺され孤児になった花子さんがいたが、2018年11月に28歳でこの世を去った。
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花子さんは保護施設の敷地内に埋められている。
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花子さんは何を想ってここで長い月日を過ごしてきただろうか。それは花子さんにしか解らない。
そして確実に解ることは、このように保護しなければならない熊が存在してしまうというのがそもそも間違いであり、このような犠牲者を産み出す世の中が正しくないということ。
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ここは熊森協会が関わりお手伝いはしているが、熊の飼い主(所有者)は、熊森協会ではない。
説明にもあるように、山田さんという生石高原在住の方である。
土地を持っておられた事と、動物好きが高じて熊たちの事を受け入れたということだが、
山田さんとは一体どういった方なのか?気になる所である。
お世話が終わった帰り、すぐ近くに山田さん家があるというので、寄って帰るのが恒例行事になっているようで
それで山田さんの事を知る事になったのだが、そこはまさかの鶏卵農家だった件^^;
https://makiba-egg.com/

平飼い農家で鶏たちの飼育環境はまだマシだったが、用なしになったらどちらにしろ処分される鶏たち。
情報を調べると以前は肉牛農家だったそう。
その経験から熊の1頭や2頭くらいどうってことないと飼育に至ったのだとか、、、
テレビで取り上げられた事もあるようで情報はこちらから↓
「山の家おいし(紀美野町) 旅人:わんだーらんど 2016年5月23日(月)放送」
http://www.nhk.or.jp/wakayama/asunowa/wabitabi/1605_04.html

例え熊たちを助けてくれた人とは言え、勿論VEGANの私は複雑な気持ちになる。
人間目線で動物が好きなのと、動物目線で動物を愛してるのとは別物。
当然ここは前者であろう。
kumamoriyamada.jpg
kumamoriyamada1.jpg

しかし、山田さんがいなければ、新しく来たクマ子も殺処分されていたかもしれない現実。
決してその存在すべてを否定はできない現実。
だからこそ、そんな現実を引き起こしている、動物を見下し当たり前のように搾取する世の中に、より一層抵抗したくなる、しなければならないと思うのである。
全ては動物に対する差別意識から生まれている。

残念なことに熊森協会は畜産問題には言及していないし、関係者の多くは平気で動物達を食べものにしていて、
その光景は見るに堪えないと思う事多々。。。
保護熊の問題から、その根本的な原因に目を向けられる人が増えて欲しい、
そして熊森にもそんな想いがしっかり根付いてほしいという気持ちから私はVEGANとしてこの活動に関わっているというのもある。
野生動物達の生息地が人間によってどんどん破壊され、地球温暖化、気候変動の影響でナラ枯れといった深刻な問題も多数引き起こされ、
野生動物達に悪影響を与えていることを理解しているなら、
莫大な温室効果ガスを発生させている大規模な産業、
畜産と動物食の問題が繋がっている事、その問題に向き合おうとしないのはあまりに不自然な行為。
熊たちを本気で守りたいと想うなら、まずは自分自身が変わる、その差別意識を拭う事から始めなければならないのではないのだろか。
それは大切に想ってる太郎ちゃんや亡き花子、クマ子、ポゥちゃん、トヨ君を、切り刻んで食べないのと同じだから。
何度も言うが、今起こっている動物達の問題は、元は動物達に対する差別意識から生まれていること。
そんな差別意識を抱えながら、解決できる問題などないってことを、美しい太郎ちゃんらの存在から感じてくれる人が増えることを願う。
太郎ちゃんはニンジンが大好きなんだよ♥
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