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商業捕鯨再開。富戸のイルカ追いこみ猟も再開。イルカのハニーまで中国に送られる…。「クジラやイルカを何としてでも犠牲にしようとする異常な日本。情報まとめ。」 #捕鯨反対 #イルカビジネスに終止符を
日本が商業捕鯨を再開。

日本政府が知られては困る捕鯨の真実を伝えているからでしょうか?
マスコミは相変わらず日本人の捕鯨反対の声を取り上げようとはしない件。
私も京都で3月に商業捕鯨に反対デモやったんだけど、日本のマスコミ一切取り上げてくれなかったよね。
— 動物の搾取をなくそう!差別をやめよう!これからはVEGAN時代 (@STOPFUR) 2019年7月1日
何で日本人の声は拾わずに海外のデモだけ報道するの?
日本が被害者かのように世間に印象操作するためでしょうか。
「日本は恥を知れ」商業捕鯨に反対しロンドンでデモ https://t.co/9pyUweJzjA
日本のマスコミが伝えようとしない、不都合な捕鯨の真実。
是非ロシアからも報道されることを願う。
日本がIWCを脱退し商業捕鯨再開する件で今日ロシアのテレビ局が日本人にインタビューしたいとの事で私の所に話が来たが、仕事の都合で時間合わせられず残念ながらキャンセルになった。代わりに3月に私が行った捕鯨反対デモの動画を使うかもしれないとの事。是非そうして。https://t.co/I1dFFfmTIT
— 動物の搾取をなくそう!差別をやめよう!これからはVEGAN時代 (@STOPFUR) 2019年6月30日
鯨は海の環境を正常に保ち地球温暖化を抑制し、海の中で大切な役割りを果たしてる守り神なんだよ。
— 動物の搾取をなくそう!差別をやめよう!これからはVEGAN時代 (@STOPFUR) 2019年6月30日
何としてでも鯨を殺そうだなんて日本の進む方向は明らかに間違っている。#捕鯨反対
クジラの町、期待と不安=商業捕鯨再開-太地・下関(時事通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/Au9GXq65GC
この記事で1番ウザいのはジェイ・アラバスター、笑
— 動物の搾取をなくそう!差別をやめよう!これからはVEGAN時代 (@STOPFUR) 2019年6月29日
まだ太地町で胡散臭い仕事してるんやね。
コメント欄、何かまともな人が増えてきた印象。
【特集】簡単には喜べない? 31年ぶり再開の「商業捕鯨」が抱える問題(関西テレビ) https://t.co/YT8Z7YIXrD
SNSでは、商業捕鯨再開に不信感を抱く意見が多数発信されている。
捕鯨反対ではないけど、鯨肉は必要ないという声が多数ある。
捕鯨反対でもない人たちに、鯨肉は必要ないって思われてるとか、もういかに商業捕鯨が必要ないのかという話。
沢山ありすぎて全部は載せられないので、ツイッターで反応が多い一部をピックアップ。
投稿のリプ欄を見ると、更に商業捕鯨再開に懐疑的な沢山の人々の意見を読むことができる。
いつの間にか、こんなにも捕鯨反対意見が目立つ日本になっていたんだなと少々意外でした。
日本もようやく少しづつ意識が向上してきている証拠かな・・・。
鯨も象牙もこの国は何がやりたいんだか僕にはさっぱりわからない https://t.co/uJNClZHn5C
— 三浦英之 小学館賞「牙」発売 (@miura_hideyuki) 2019年6月30日
誰も食わず採算も合わない鯨肉を獲るために国際的枠組みから逸脱するという心技体揃った愚行。もはや倫理や文化以前の問題なのだが、利権とメンツを賭けた政官と、鯨肉=愛国とすり込まれたアホタレは喜ぶんだろうな / “日本、IWC脱退 商業捕鯨7月に再開 :日本経済新聞” https://t.co/NzyRIpzAJR
— 瀬川深 Segawa Shin (@segawashin) 2019年6月30日
あーあ……。 https://t.co/K7MvTliC0y
— 津田大介 (@tsuda) 2019年6月29日
調査捕鯨の時点で世界一捕ってるのに、これ以上流通が増える余地はない。 #IWC脱退 pic.twitter.com/crBeeqWRT1
— nekotama (@nukotama001) 2019年6月29日
日本、IWC脱退。
— 小野次郎 (@onojiro) 2019年6月30日
大人になっても時々クジラの刺身など口にしてきた。
だがそれ以上、「食卓にクジラ肉がないと日本文化を語れない」程のファンでもない。
遠洋捕鯨の母港は山口県下関市。
地元と縁が深い現政権の終焉を待って、国際機関にはやはり戻った方が良いと思う。
https://t.co/oG7wp6uL0X
メモ。商業捕鯨が原則として国際法違反であることと、捕鯨に関して日本が国際社会に対して筋の通らない態度に終止し、ひたすらインチキな議論を繰り返してきたことをネグると、こういう記事になるという見本。https://t.co/pAtCCcU9R8
— deadletter (@deadletterjp) 2019年6月29日
今でも鯨肉は殆どが在庫と化し、需要を失っているにも関わらず、わざわざ国内の安いナショナリズムを煽る為に、無益なIWC脱退で国際社会にマイナスの印象を撒き散らすだけの愚行に興じる退廃政権。
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2019年6月30日
日本、IWC脱退=31年ぶり商業捕鯨再開へ:時事ドットコム https://t.co/Hskljz3Scu @jijicomから
俺も若い頃は「西洋人が自分の価値基準でヤイヤイ言ってやがんな」くらいに思ってたこともあったが、それは日本の「調査」捕鯨が全く擁護の余地がないクソみたいな慣行だってのを知らなかったからだわ。
— 似顔絵描きスネゲマン@マンゴー研修 (@sunegebohbohman) 2019年6月30日
愚かな。需要が減っているだけではなく、漁場も未開拓で漁獲量の見通しも立たないというのだから、ただただ世界に喧嘩を売っただけだろうが。★日本、国際捕鯨委員会を脱退 7月に31年ぶり商業捕鯨を再開 https://t.co/oECZbhK19w
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) 2019年6月29日
その間引き理論はもう意味をなさないんですよ。私は捕鯨問題については特段関心があるという訳ではありませんが、賛成派、擁護派の言ってる事はめちゃくちゃです。
— マゴン (@magon94503826) 2019年6月30日
クジラが魚食べて漁獲減」説を政府が撤回
国際捕鯨委員会で森下・政府代表代理が「修正」発言https://t.co/nK8fa7Alfh
ロイター記事の方が日本政府や保守世論に忖度した日本語記事よりよっぽど明快に捕鯨問題の輪郭を説明している。こういう当たり前にスパッと言えるメディア環境は、果たして日本に訪れるのかな?>> Explainer: What's behind Japan's support of whaling? https://t.co/tMdBEf7aG4
— モーリー・ロバートソン (@gjmorley) 2019年7月1日
俺の小学生の頃に給食で鯨の肉が出てて美味しくてみんな大好きだった。
— 502*🌸︎︎☁︎︎🐟🌗🌙🦔🌞 (@502_sakura) 2019年7月1日
でもIWCが禁止して、悪い事して食べてたんだって子供頃思った。
なんで今更、IWC脱退してまで商業捕鯨再開すんの?
もう無いものだったんだから無くていいじゃん。哺乳類殺すなよ。
俺は反対です。そして食べません。#捕鯨反対 pic.twitter.com/hzK2MS1hDs
商業捕鯨再開の件だけでなく、
クジラやイルカを何としてでも犠牲にしたがる日本の愚かさが際立つニュースが最近とても目立つ。
こないだ伝えた静岡県の富戸でイルカ追いこみ猟が再開されてしまう件とか、
イルカをこれ以上犠牲にするのはもう止めて!!!
— 動物の搾取をなくそう!差別をやめよう!これからはVEGAN時代 (@STOPFUR) 2019年6月17日
「静岡県富戸のイルカ追いこみ猟が再開予定!!!意見をお願いします!!!」
イルカと共存できる日本。
水族館ビジネスの片棒を担いで日本の恥をさらけ出すのはもういい加減止めよう…。#イルカビジネスに終止符を #元イルカ猟師の声 https://t.co/wJtzUq1zAy pic.twitter.com/PzT8fOcmaH
また最も新しい情報では、犬吠埼マリンパークのイルカのハニーまでもが中国の水族館に売り飛ばされることになってしまった…(>_<)泣
太地町のイルカ追いこみ猟で家族を殺され犬吠埼マリンパークで散々苦しんだ挙句、ここに来て今度は中国に売り飛ばされるなんて、、
イルカで金儲けしたい、イルカに癒されたいやつらは、一体どこまで残酷になれるのか。
同じ血が通ってる生き物とは本当に思えない。
#イルカのハニー に関する最新情報。
— 動物の搾取をなくそう!差別をやめよう!これからはVEGAN時代 (@STOPFUR) 2019年6月30日
3月に施設を買い取った中国人オーナーによると、ハニーやペンギンたちは、中国の水族館に売られるらしい。
一番起こって欲しくないことが起こってしまった…。
イルカ達に癒されたがる水族館の観客の罪はあまりに大きい。https://t.co/3isSbqPv0u
犬吠埼マリンパークのイルカやペンギンが中国に売り飛ばされる!
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190630-00010003-friday-soci
経営破綻して廃墟化 残された動物たちが大ピンチに
「私有地立入禁止」。そう大きく書かれた看板が入り口に掲げられ、敷地の境界にはロープやネットが張り巡らされている。中に立ち入ることはおろか、動物たちの姿を覗くことも不可能だ――。
’18年1月、来館客数の減少により、惜しまれつつも64年の歴史に幕を閉じた水族館、『犬吠埼(いぬぼうさき)マリンパーク』(千葉県銚子市)。閉館から1年半が経った今でも、バンドウイルカ、フンボルトペンギンなどの動物たちはパーク内に取り残されたままだ。動物たちは老朽化した施設内でどのような暮らしをしているのか。それを調べるため、本誌は今年6月、水族館内部を空撮した。
写真を見てほしい。建物はペンキが色褪(あ)せて、サビに覆われている。中心に見えるプールには、濁った水が張られ、中ではイルカが1頭きりで寂しそうに泳いでいる。メスのバンドウイルカ『ハニー』だ(死亡などにより頭数が減少し、’17年には『ハニー』1頭だけになった)。プールサイドにある観客席の屋根シートは半壊し、床の塗装も剥(は)がれ落ちてコンクリートが剥き出しだ。上写真下部に見えるのはペンギンたちが暮らす施設。イルカのプールと同様、緑色に濁った水際には50羽前後のフンボルトペンギンが佇(たたず)んでいる。
実は今年3月、とある中国人女性がこの『マリンパーク』を買収し、オーナーの座に就いていたという。いったい、中国人オーナーの狙いは何なのか。彼女とともに経営に携わる男性が本誌の取材に答え、買収の目的を明かした。
「オーナーは、水族館にいるイルカやペンギンを中国に売るつもりなのです。いま、中国は水族館ブームで展示用の動物が足りておらず、高値で買い取ってもらえますから。とはいえ、『マリンパーク』の施設を取り壊すつもりはなく、水族館として経営を再開する予定。オーナーは水族館経営に関して素人なので、当面は旧オーナーの助けを借りながら運営することになります」
いま、中国は空前の「動物園・水族館ブーム」に沸いている。日本のみならず、世界中から動物を買い漁っているようだ。
「中国には資本家のグループがいくつかあり、そのオーナー同士で『ウチはこんなに大きい動物園を作った』と競い合っている。中国国内だけでは動物が足りず、カネにものを言わせて世界中から買い付けています」(一般社団法人『日本爬虫類両生類協会』代表理事・白輪剛史氏)
とくにフンボルトペンギンは中国で大人気。絶滅危惧種である一方、日本では比較的繁殖に成功しており、過去に日本から中国へ渡った数は200羽以上とされる。
◆高値で中国に売却される
こうして中国人資本家が大量に動物を売買するため、これまでの相場が狂い、動物の価格は急騰しているという。
「『マリンパーク』にいるフンボルトペンギンの日本国内の取引価格はせいぜい一羽80万円程度。しかし、中国では同種が貴重なため、輸出すると200万円以上の買値が付く。バンドウイルカも10年前は一頭200万円ほどだったのが、いまでは800万円ほどする」(前出・白輪氏)
現在まで、残されたイルカやペンギンの救出を求める署名が約23万人分集まっている。そんな中、高値で中国に売られる予定の動物たち。その命運はどうなるのか。動物保護団体『PEACE』代表の東さちこ氏はこう懸念する。
「動物たちにとっては、日本から中国へ輸送されるだけでものすごくストレスがかかります。さらに、中国の動物園や水族館は日本よりも営利優先で、動物の健康や安全に配慮がなされていないことも多くある。そもそもイルカは飼育に適していない動物なので、不適切な環境で人の目に晒(さら)されれば、最悪、また病気になってしまうかもしれません」
たしかに中国側の動物の管理体制には不安が残る。だが一方で、日本の行政の態度にも問題がありそうだ。
『ハニーを救う会』のメンバーの一人は、こう怒りを露(あら)わにする。
「水族館の指導監督責任を持つ千葉県は、『マリンパークに対して動物の譲渡を進めるよう指導している』などと話していますが、それが本当かどうかもわかりません。我々は県に情報公開請求をし、遮光、雨避け、施設の強度や広さ、給餌設備などが基準を満たしているか調べました。しかし、結果はすべて黒塗りで何一つ現状がわからない。そもそもイルカは集団で生活する動物なのに、『ハニー』は1年半も1頭で生活している。こんな不適切な環境は、早く変えるべきです」
廃墟になった水族館から動物を買い漁る中国と、そんな状況に見て見ぬふりを貫く日本の行政。この問題を放置していてはいけない。
『FRIDAY』2019年7月5日号より
~転載終了~
犬吠埼マリンパークを買収した中国人オーナーの情報がPEACEさんの記事に掲載されています。
2019.6.15 犬吠埼マリンパークは運営会社の代表取締役に変更あり。取扱業の登録申請者も変更済
http://animals-peace.net/zoo/inubosakimarinepark201906.html
【アクション】↓中国人オーナーに意見できることはあるはずです。
【意見送付先】
犬吠埼マリンパーク株式会社
代表取締役 王静 様
〒288-0012
千葉県銚子市犬吠埼9575-1
ハニーの件も含め、中国(人)に訴える重要性が高まるばかり。
そして今日1日は、中国の水族館に「日本からイルカを買わないで」と訴える毎月恒例のアクション日でした。
協力してくれた希少なお仲間の皆さん、ありがとうございました。
「毎月1日投函☆太地町のイルカ追い込み猟で囚われ中国へ売り飛ばされるイルカ達に代わって、中国の水族館へハガキを届けるアクション☆7月1日投函分Facebookイベントページ」
https://www.facebook.com/events/602020780299970/

この動画は香港のイルカ保護団体が作製した、水族館のために囚われたイルカ達の苦しみを伝える動画。
たった40秒でこれだけのことを伝えるインパクト。
水族館に足を運ぶ全員が観てほしい。
そして以前よりお伝えしていた、上海の水族館がシロイルカ2頭をアイスランドのサンクチュアリに送る件。
シロイルカたちは、無事サンクチュアリに送り届けられた。
中国(香港や上海は別格かもだが)は、日本よりもイルカ保護意識が進んでいる一面もある。
日本からイルカを購入しまくってるとはいえ、変わろうと思えば一致団結してすぐに結果を出せるエネルギーのある国民性、
日本よりもはるかに期待を持てる。
「中国上海の水族館に監禁されたシロイルカ2頭が、アイスランドのサンクチュアリへ」情報まとめ
http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-262.html
そして、中国が考え方を変えるかもしれない可能性を秘めたグッドニュースがあった。
中国のイルカビジネス市場を支えているのは、日本、そしてロシア。
しかし、ロシアは今後、中国のイルカビジネスに協力しないであろう。
愚かさが際立つだけの日本の状況とは違い、ロシアが変わりつつある。
以前より伝えている、ロシアの「イルカ監獄」の最新情報。
解放に向けてようやくリアルに動き出したのだが、今回の一件で、ロシアは今後、鯨類を捕獲できないよう法改正を進める可能性があるらしい。
これはロシアでクジラ類の商取引が幕を閉じることを意味する。
実現したら、商取引のためにクジラ類を捕獲する国は実質日本だけになって益々国際社会に恥をさらすことになるのは、間違いないし、中国もそこまでいったらイルカビジネスの在り方を問題視するかもしれない。
とにかく、このロシアのイルカ監獄からの解放ニュースは、水族館ビジネスのために囚われの身となってきたクジラ達の扱い方、未来を変える、ものすごく重要な出来事になっていると思う。
ロシア極東の「イルカ監獄」 97頭の解放始まる
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190625-00010000-nknatiogeo-eurp&fbclid=IwAR3hV9Uo8tXmBglFw0Ze3cc4xvC9uvLJLvAs8FfRiqkpQuEEtRCGRILhIV4
6/25(火) 18:01配信

ロシア当局の作業員がクレーンを使い、いけすからシャチを吊り上げる。ロシア極東スレドニャヤ湾には2018年の夏から97頭のシロイルカとシャチが閉じ込められていた。(PHOTO: YURI SMITYUK, TASS, GETTY IMAGES)
シロイルカ6頭とシャチ2頭から移送開始、全頭解放までは4カ月かかる見込み
ロシア極東のスレドニャヤ湾に作られたいけすに100頭近くのシャチとシロイルカが閉じ込められていた、いわゆる「イルカ監獄」問題で、2019年6月、動物たちの解放に向けた動きが始まった。これら鯨類は、2018年夏に海洋哺乳類を水族館に供給するロシアの企業4社が捕獲していたものだ。
【動画】ロシア極東の「イルカ監獄」
ロシアのゴルデエフ副首相は6月20日、ロシア政府がこの動物たちを野生に返す手続きを開始したと述べた。この発表は、プーチン大統領が国民と直接対話する毎年恒例のテレビ番組の中で行われた。
全ロシア漁業海洋学研究所(VNIRO)は最初の8頭の移送を開始。6頭のシロイルカと2頭のシャチがクレーンで吊り上げられ、輸送トラックに乗せられた。8頭は、もともと捕獲された場所である、約1800キロメートル離れたオホーツク海で解放されることになっている。トラックと船による移動には5日ほどかかる見込みだと、米国のNGO「Whale Sanctuary Project」のエグゼクティブディレクター、チャールズ・ヴィニック氏は説明する。ヴィニック氏は、今回の輸送作業と解放を監督するVNIRO副所長ヴャチェスラフ・ビジコフ氏と連絡を取り合っている。
ロイター通信によると、ゴルデエフ副首相は、シロイルカやシャチは小さなグループに分けて解放される予定であり、全頭の移動には4カ月かかるだろうと述べた。米ニューヨーク・タイムズ紙が伝えたVNIROの声明によると、輸送中のシロイルカやシャチは、獣医や科学者を含む70人の専門家がチェック。1頭につき2人が付き添い、解放前に追跡用のGPS発信器が取り付けられるという。
「科学者の助言に従い、この動物たちにとって住み慣れた環境である、もともと捕獲された自然生息地に返すという、唯一の理にかなった判断をしました」とゴルデエフ副首相は述べている。
今回解放されるシャチとシロイルカが国際的な注目を集めたのは、2018年末から2019年初頭にかけて。きっかけはドローンで空撮された施設の様子が報じられたことだった。98頭のシャチとシロイルカが、海に作られた小さないけすの中でひしめき合う様子から、メディアはこの施設を「イルカ監獄」と呼んだ。この報道により、捕獲そのものとイルカたちの扱われ方の両方に世界の怒りが向けられた。
当時、シロイルカとシャチの所有権を主張していた4つの会社のうち3社は、動物は合法的に捕獲したものだと主張し、残りの1社はコメントの求めに応じなかった。解放の手続きが開始されて以来、4社はいずれも公式声明を出していない。
輸送開始
プーチン大統領も輸送作業の開始をライブ映像で見守ったと、ロシアの英語メディア「EastRussia」は報じている。英BBCによれば、大統領は今回の解放について、「私の知る限り、シャチだけで1億ドルほどの価値があるそうです。大きなお金が絡む問題は必ず解決が難しくなります。事態が動き始めたのはありがたいことです」と、国民と対話する番組内で話したという。
西側諸国の水族館は、クジラやイルカの飼育頭数を減らしてきている(カナダ議会では6月10日、飼育自体を全面的に禁止する法案が可決された)。しかし中国では、野生で捕獲したイルカを飼育する水族館ビジネスが急成長しており、78館が現存するのに加え、さらに26館が建設中である。
ヴィニック氏は、サハリン島周辺のオホーツク海に戻すのは「正しい決断だ」と言う。2019年4月、同氏は米国カリフォルニア州のNPO「Ocean Futures Society」の創設者ジャン=ミシェル・クストー氏と共にロシア当局に招かれ、シロイルカとシャチの健康状態を評価し、リハビリ計画の案を作成した。訪ロ後に両氏が共同で発表した報告書では、この施設の動物のほとんどに皮膚病変が見られることから、健康上の問題が懸念され、健康状態のさらなる評価が必要であるとした。その一方、全頭が十分な栄養を与えられ、最低限の訓練を受けていることに注目し、97頭すべてのリハビリと解放が可能であると結論づけた(1頭は行方不明)。
ヴィニック氏らは、動物たちの健康確保のため、輸送と解放の前に、もっと踏み込んだリハビリを行うことを勧めたと話す。「細かい部分はどれも完璧ではありませんが、彼らは私たち国際チームの助言にできる限り従うように努力していると言いました」
「歴史に残る」変化は訪れるか?
ゴルデエフ副首相はまた、ロシアは今後、クジラ類の捕獲に対する取り締まりを強化し、「教育および文化を目的とした」クジラ類の捕獲を許可している現行の法律を改正するとも述べている。ロシアの水産業界が長年、この法律を後ろ盾にシロイルカやシャチを国内外、とりわけ中国の水族館向けに捕獲してきたからである。シャチを商業目的で輸出することは、2018年から違法になった。
このような変更には連邦法の改正が必要になるが、もし実現すれば、科学目的を除き、クジラ類の合法的な捕獲はできなくなる。これはロシアによるクジラ類の商取引が幕を閉じることを意味し、「歴史に残る」進歩であるとヴィニック氏は評価する。「クジラ類を展示目的で捕獲することについて、状況が一変するのです。ロシア政府によるリーダーシップは、世界が見習うべきものとなるでしょう」
5月31日、イルカたちが捕獲された地域を管轄するユジノサハリンスク裁判所は、2018年にロシア連邦漁業庁が定めたシロイルカとシャチの漁獲割当量はすべて違法であると宣言した。言い換えれば、4社が主張する政府の許可が、過去に遡って無効とされたのである。この結果、6月7日にホワイト・ホエール社に43万5000ドル、6月14にオーシャナリウムDV社に87万ドルの罰金が科されたと、ロシア紙モスクワ・タイムズは報じている。同紙によれば、残る2社のアファリナ社とソチ・ドルフィナリウム社に対する訴訟は現在係争中である。
氷に覆われるいけす
閉じ込められている数カ月間、動物たちの健康状態はかなり悪かったようだと、ドミトリー・リシツィン氏が2月にナショナル ジオグラフィックに語っている。リシツィン氏が代表を務めるNGO「サハリン環境ウオッチ」は、シロイルカとシャチが捕獲された場所に近いサハリン島を拠点としており、昨年の夏から状況を監視している。
2018年11月、ドローンが撮影した映像が公開されたことを受け、地元当局は違法に捕獲された疑いのある海洋哺乳類について捜査を開始した。捜査が行われている間、動物たちはいけすの中に残された。冬になって気温が低下し、いけすの表面が氷で覆われると、国内外のクジラ類の専門家に動揺が走った。
今年の2月下旬、病気にかかっていたシャチの「キリル」が姿を消した。施設の所有者は、キリルが逃げたかもしれないと警察に届け出た。この施設に詳しい環境保護団体の連合体「Free Russian Whales」は声明で、逃げ出すことはまずあり得ないと言う。キリルは今も見つかっていない。
次のステップ
シロイルカとシャチが解放地点に到着したあとで、順応するための調整の期間が設けられるのかどうか、詳しいことはほとんどわからないとヴィニック氏は言う。「私たちは、動物が現地の環境に慣れるための期間を設けることを推奨しました。どのような形であれ、解放には危険が伴います」
VNIROにコメントや詳細情報を求めたが、本記事の公開までに回答は得られなかった。
「この件に関しては、結果を予想しながらあらゆることを進めていくしかありません。多くの人がそうするでしょうし、そうすべきだと思います」とヴィニック氏は話す。「それでも、事態がこの方向に動いていることには感謝しなければなりません」
文=Natasha Daly/訳=山内百合子
~転載終了~
中国の水族館へ先月足を運んだ際、ロシアで囚われ連れてこられた沢山のシロイルカをみた。
みんなとても息苦しそうにもがいていた。
今後ロシアから仕入れることができなくなったら、中国の水族館は大ダメージであろう。
そうなると、頼れるのは日本だけ。
イルカやクジラをどんどん犠牲にしようとしている日本は極めて、おかしな方向に進んでいることは明らか。
日本がやってることはおかしいと、もっともっと声をあげ行動する人が増えたら日本だって変われるはず。
どうか一緒に声をあげてください。。
5月に中国の水族館で観た、太地町から連れてこられたイルカたち。
「可哀相」以外にどんな反応があるというの??
もうこんなことは終わりにして・・・・・。



