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里親募集の裏側で、動物を殺す。どうぶつ実験企業が行う「セーブペットプロジェクト」「WALL FOR ONE」について知っておきたいこと。
最近Facebookで、里親募集中の子達の写真を掲載しウォールを貸出されてる方を見かけ微笑ましく思っておりましたが、
まさかその背景に、動物利用業界の利益や動物達の犠牲が絡んでいるとは思ってもいませんでした。
お金の為なら印象操作くらいお手の物。ほんまに汚くて恐ろしい世の中です。
里親を見つけたいと思い行動されてる皆様を当然責めている訳では全くありませんが、
このような裏側が存在する事は知っておくべきだと思います。
~NGO Life Investigation Agencyより以下転載~
どうぶつ実験企業が行う「セーブペットプロジェクト」「WALL FOR ONE」。 「メリアル・ジャパン株式会社」と「日本全薬工業株式会社」の「どうぶつ実験」について。
http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1886762.html
2017年05月27日 14:45
※「自分が飼育している「犬」もしくは「猫」以外のどうぶつは、どうなっても良い」という方や、人間社会では「どうぶつ実験なんか当たり前、犠牲はつきもの」というお考えの方は、この記事をお読みいただく必要はございません。
今、「セーブペットプロジェクト」という「保護されている犬や猫を里親に結び付けよう」という取り組みが行われ始めています。

その中で、「WALL FOR ONE」という取り組みもあり、フェイスブックの中で広がっています
http://www.s-p-p.jp/?utm_source=n-d-f&utm_medium=banner&utm_campaign=spp&referrer=https%3A%2F%2Fn-d-f.com%2Fspp%2F2017_youraction%2F
「WALL FORONE」とは、どういうものなのか? そのページには「あなたのウォールを、貸してください。」と書かれており「毎年何万頭もの仲間を失っている、保護犬、保護猫たちのために。あなたのFacebook投稿欄(ウォール)を1週間だけ貸していただけませんか? 新しい家族をさがす犬や猫たちが、ペットショップなどにいる子たちに負けないぐらい可愛くて、デキる子たちだということを知ってほしいから。今は待つことしかできない彼らに、どうか自分たちの魅力を伝える手段をください。」こう書かれています。
利用規約に「同意」して「参加」すると、フェイスブックの自身のアイコンを「里親を募集している犬や猫の顔写真を挿入した写真に変えられることで、その活動を応援している意思表示になる」という事もできるものです。




そのページには、以下のような説明があります。 「WALL FOR ONEは、家族をさがす動物たちを様々な形で支援する「セーブペットプロジェクト」の一環です。」
そしてこの「WALL FOR ONE」に参加すると「セーブペットプロジェクト」に参加している保護団体が保護飼育している犬と猫の写真が参加者のフェイスブックのタイムラインに、自動的に掲載されます。契約は1週間ごとに行われ、毎日、別の里親を募集している犬たち猫たちの投稿が自動的に行われます。
本来は行政が全てを行わなければならない筈の「殺処分問題」、その根本的問題は国にあるにも拘らず、具体的な事をなにもしない国に最大の問題がある事は間違いなく、そんな中で生体販売業界は、どんどん拡大し、その皺寄せとも言える殺処分に対する具体的な取り組みを、全国の民間の保護団体さんや、個人で保護飼育されている方達が、自分たちの時間とお金を使い、保護飼育して「里親募集」をして「命を繋いでいる事」について、何一つ異議はございません。私たちも保護施設を持って、保護飼育しながら里親さんを探し続けている為、皆様のお気持ちと御苦労は十分に理解しております。毎日のご活動、大変ご苦労様です。ありがとうございます!。実際に保護飼育されている皆様のお蔭で、殺処分施設にいる子達は、そこから出られ、命を繋ぐことが出来ています。
何度も繰り返し記載しておきますが、この記事は、人間の都合により、殺処分になる予定だった命を保護飼育し、新しい家族を見付けようとする「里親募集」についての問題提起ではありませんので誤解の無いようにお願い致します。
ただ、「どうぶつ実験について」は見過ごす訳には参りません。
また、生体販売ビジネスについても、異議がございます。
話しを戻します。
では、この企画「セーブペットプロジェクト」の運営元や資金の出資元は何処なのかという事なのですが「セーブペットプロジェクト」のサイトのページの最下部にその記載がございます。
https://n-d-f.com/spp/
「セーブペットプロジェクトは、メリアル・ジャパン株式会社と日本全薬工業株式会社が共同で運営しております。」
①「メリアル・ジャパン株式会社」(アメリカ企業の日本支社)
http://www.merial.jp/Pages/default.aspx
②「日本全薬工業株式会社(ゼノアック)」(福島県に本社)
http://www.zenoaq.jp/index.html
まず、①の「メリアル・ジャパン株式会社」について。
「メリアル・ジャパン」は「犬、猫、豚、牛、鶏、馬」に対して、どうぶつ実験を行っている企業です。
犬の医薬品は「犬」で、猫の医薬品は「猫」で実験している。
LIAでは、「メリアル・ジャパン」に、どうぶつ実験について軽く問い合わせをしているので下記の動画をご覧ください。
通常、「実験に使用しているどうぶつ」は、専門業者から購入します。
日本には、膨大な数の実験用どうぶつの生産・販売企業が存在しており、実験を行う大学や企業からの求めに応じ「各種の実験用どうぶつ」を販売しています。 また「病気にしたり、脳をいじって障害を起こしたり」して、それぞれの実験要求に答えています。それが、下記の記事内にある「各種疾患動物」というものです。日本のこれらの企業は、海外にも広く「実験用どうぶつ」として輸出しています。
※詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓↓↓
http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1801257.html
「メリアル・ジャパン」が実験に使う「どうぶつ達」を自社で「生産・飼育」しているとは、到底考えられない事から、これらの専門業者から購入して実験を行っているものと思われます。
また、実験終了後も、どうぶつ達は、専門業者(廃棄物取扱業者)に廃棄を依頼する事が通常で、引き取った業者は、殺害して焼却しています。これはIPS細胞などの研究施設でも同じです。
これが、どうぶつ実験の通常の流れです。
「メリアル・ジャパン」も同じような流れでビジネスを行っていると思われ、にも拘らず「セーブペットプロジェクト」などというもので「いかにも良い事をしているかのような企業イメージ」をつくってはいるものの、どうぶつ実験用の犬や猫を、業者から購入し、実験後に殺していると思われます。
また「メリアル・ジャパン」では、日本中のどうぶつ病院に自社の企業イメージをアップするための動画を配布し、待合室などで頻繁に流されております。さらに、過剰なまでにマダニを悪の対象として自社製の駆虫薬(フロントラインなど)のセールスを全国のどうぶつ病院で行っています。
ちなみに、犬や猫の体にも悪く、ダニを殺す化学薬品など使わなくても、犬や猫の体にも安全でダニも殺さずにとって逃がすことが出来る「ティック ツイスター」というものがございます。LIAでは、いつもこれを使用してダニを逃がしています。使用方法もとても簡単です。




ダニが皮膚に食い込んでいたら、食い付いている根元に入れてクルクル回すだけです。 イメージし辛い方は、こちらの動画をご覧ください。
先にも記載したように「メリアル・ジャパン」の実験は、犬や猫だけに留まらず、牛や豚や鶏などにも行っており「食べる為に生かされているどうぶつに対しても「生産性向上」の為に、牛や豚や鶏を使用してどうぶつ実験を行っています。
②の「日本全薬工業株式会社(ゼノアック)」について。 「日本全薬工業株式会社(ゼノアック)」は「メリアル・ジャパン」が、どうぶつ実験をして製品化した商品を販売している企業です。
その他に、牛や豚や鶏を殺して販売し、食肉にする為の人材育成を行ったり、野生どうぶつのシカやイノシシやクマなどの「ジビエ料理」の宣伝も行っており、「どうぶつ利用殺害ビジネスを行う企業と言えます。
にも拘らず、「日本全薬工業株式会社(ゼノアック)」のウェブサイトには「動物が人間にもたらす恵みを豊かにすること」「その動物のためになること」「今も未来も、私たちが目指しているのは、動物と人とのより良い共生です。」などと記載されています。しかしながら彼らは、首を刃物で切断されて、出血多量で殺害される前提でレイプによって生まれさせられ、殺されるどうぶつ達を世に送り出す片棒を担いでいながら、共生などという言葉を使用する、おこがましい企業であることは間違いないと思います。また「私たちは、常に動物の価値を高め、社会の幸せに貢献します。」とも記載されていますが人間側からでしかない目線で「社会の幸せ」と書き、どうぶつを殺害したり実験したりしないという選択肢が存在している人間社会の本質的幸せを全く考えられておりません。さらには「動物の価値を高める」などと書いている時点で傲慢極まりなく、低俗であることが明らかな企業と言えるでしょう。どうぶつ達は人間よりも優れている事が全く理解できていませんから。
犬や猫でどうぶつ実験を行いながら「セーブペットプロジェクト」などという事自体が企業イメージのアップや、ペットビジネスが盛んになればなるほど自社製品が売れるようになることを目論んだ戦略でしかないと思われます。
なぜなら、本気で犬や猫が殺されないようにしようとするのであれば、まず、実験用の犬や猫のビジネスに関わるべきでない事は、明らかですし、どうぶつ実験自体をやめるべきであり、実験が終わった犬や猫を殺害する「どうぶつ実験業界から正すべき」です。これは、まさに、どうぶつ愛護活動を行う者たちが、どうぶつを食べている自身の矛盾に向き合い、食べることをやめたうえで、世間に対して訴えて行く事と同じ事です。どうぶつを食べながらどうぶつ愛護を謳う人達の言葉が、一般の人達に届かないのと同じように、どうぶつ実験をしている人達がどうぶつとの共生を訴えたり、殺処分ゼロを訴えるなど、矛盾でしかなく、「どうぶつ実験を行い、どうぶつを利用している時点で、共生などとは程遠く、強制でしかないことを学ぶべき」で、まずは、自社から真剣にその問題と向き合うべきではないでしょうか?
さて、「では、なぜ、このような矛盾が起きるのか?」という問題についても考えなければなりません。
この問題こそが、今、日本における最大の問題だからです。 これは、殺処分の問題とも、外来種の問題とも、どうぶつを支配している人間の全ての問題とも繋がります。
今、日本国内の、犬と猫の生体販売ビジネスは1兆4,000億円規模に膨れ上がっております。ハムスターやウサギ、鳥や爬虫類、魚類なども合わせ、どうぶつ園や水族館などへの生体販売ビジネスも合わせると数十兆円規模です。野生どうぶつの「ジビエ化」や「畜産どうぶつ」も合わせれば、果しない規模に膨れ上がっている事は明らかであり、これらの問題の根本は全て日本人の「欲」でしかありません。
また、どうぶつを「ペット」などと呼び、殺処分からの保護飼育などではなく「どうぶつを飼育したい」という自らの欲を抑えることが出来ない人たちが多いために起きている問題だとも言えます。
人間に飼育される「どうぶつ達が増えれば増えるほど、そこに纏わるビジネスも拡大して行きます。つまり、どうぶつの為の医薬品がどんどん開発されて行きます。それはつまり、どうぶつ実験がどんどん増えて行く事を意味します。代替法はあるにはありますが、どうぶつ実験無くして、どうぶつの医薬品開発などほぼ不可能だからです。どうぶつ医療を求める人が増えれば、医療の為に犠牲になるどうぶつ達も、どんどん増えて行くのです。
たとえば、血液製剤を作る為に、犬や猫が血を抜かれます。
LIAが出来て、まだ間もない頃、犬から全採血を行って血液製剤を作っている会社の情報が持ち込まれました。全採血とは、血液を全て抜く事をいいます。当然、犬は死亡します。血を全て抜き、その血液から血液製剤を作るのです。
万が一、死なない程度に血を抜かれたとしても、そもそも採血自体が、その血を抜かれている子の意思ではなく、人間の都合で、その子の血液を利用しようとしているだけです。
どんなどうぶつも痛い事は嫌いですし、殺されたくないという本能があります。
自分が愛している犬や猫の裏側で、その子と同じように可愛い子達が実験に利用され、血液を抜かれ、解剖され、場合によってはバラバラに切断されて、実験終了後にゴミとして燃やされています。
これがペットビジネスの側面です。
LIAでは常に、生体販売ペットビジネスの裏側には、暴力団が絡んでいる旨をお伝えしていますが、問題はそこだけではないのです。
どうぶつ医療がある限り、この矛盾は付き纏い、そこには「実験」や「技術開発」があるのです。
人間の為のどうぶつ実験など、もっての外ですが、どうぶつの為のどうぶつ実験も、現実は同じなのです。
「セーブペットプロジェクト」、「WALL FOR ONE」と「メリアル・ジャパン」、「日本全薬工業株式会社(ゼノアック)」、殺処分、里親募集、どうぶつ実験、どうぶつビジネス、どうぶつの殺害、屠殺・・・・・
あなたは、この現実を知って、どうしますか?
LIAでは、殺処分が無くなったら、犬や猫を飼育しないという事を推進しています。
今現在でも、殺処分になるどうぶつ以外の命を飼育することを認めません。生体販売ビジネスなど極悪でしかありません。
世の中から、どうぶつの殺害や殺処分が無くなった時、「どうぶつを飼育しない」という覚悟がないと、全てが人間本位な自己満足になるだろうと思います。
人間は、自分達「人間」の事もよくわかっていません。
人間の世の中ですら、戦争が絶えず、殺しあい、憎みあい、罵りあうような滅茶苦茶な状態です。
自分自身の、体の機能や脳についても、全く分かっていません。
こんなに未熟な生きものなのに、「どうぶつを飼育しようとする」こと自体がとてもおこがましく、とても身勝手で、とても愚かな事だと気がつく必要があります。
どうぶつを飼わないという選択が、どうぶつ達にとって最も大切な愛であるということ、支配しないこと、それこそが本物の愛であると考えます。
ペットなどと呼んで「物」のように、人間側からだけの視点で、自己満足に飼育しています。
野生鳥獣であれ、犬や猫やウサギやハムスターなどであれ、何でも同じで、命に危険がある、緊急性のある「保護飼育」のみが人間がすべきことでしょう。
今はまだ、野生どうぶつの殺戮や、身近にいるどうぶつ達の殺処分があるので、人間側からの一方的な、身勝手な行いから、殺される命を繋ぐための「保護飼育」をすべき時代ですが、この時代が終わったら、人間が価値を変えなければいけません。
人間が買うとか、売るとか、繁殖するとか、食べるとか、すべて間違っています。時代遅れも甚だしいです。
※「食べることは別だ!、悪ではない!」という方は、こちら↓↓↓↓↓をお読みください。
http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1836614.html
どうぶつの権利は、人間が握るのではなく、どうぶつに返す。
人間が、どうぶつを選ぶのではなく、どうぶつ達が人間を選ぶならまだしも、現在の日本の状況は、どうぶつ達に選択肢など存在せず、自由など存在していません。権利もありません。ただ、その人間に選択された環境で生きているだけです。
「殺される命を保護飼育する」
「命に危険がある個体のみ保護飼育する」
結局、人間は身勝手なので、共存など存在しないから。
隣にいる子を、いくら可愛がっていても、愛情を注いでいても、その子が自ら選んでそうなったのではなく、あなたの意志でそうしているだけです。
人間同士の事や、自らの欲については「唯識(ゆいしき)」を学んでください。
LIAは、どうぶつ達が本質的に自由な選択ができる世の中を目指しています。
生体販売ビジネスに加担し、自己満足でしかない飼育を行う方や、それで生計を立てているような方の自己を正当化したいが為の、言い訳などは必要ございません。
自己を正当化したいが為の言い訳と、その理由作りは、心理学用語で「認知的不協和」と呼ばれています。
どうぶつ達や自然環境に対して、ご自身で良く考えてみてください。私たちも、人間であるという事自体が悪と矛盾でしかないと感じながらも、その中でも、少しでも正しい事は無いのかと常に考えながら、活動しています。
よろしくお願い致します。
~転載終了~
まさかその背景に、動物利用業界の利益や動物達の犠牲が絡んでいるとは思ってもいませんでした。
お金の為なら印象操作くらいお手の物。ほんまに汚くて恐ろしい世の中です。
里親を見つけたいと思い行動されてる皆様を当然責めている訳では全くありませんが、
このような裏側が存在する事は知っておくべきだと思います。
~NGO Life Investigation Agencyより以下転載~
どうぶつ実験企業が行う「セーブペットプロジェクト」「WALL FOR ONE」。 「メリアル・ジャパン株式会社」と「日本全薬工業株式会社」の「どうぶつ実験」について。
http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1886762.html
2017年05月27日 14:45
※「自分が飼育している「犬」もしくは「猫」以外のどうぶつは、どうなっても良い」という方や、人間社会では「どうぶつ実験なんか当たり前、犠牲はつきもの」というお考えの方は、この記事をお読みいただく必要はございません。
今、「セーブペットプロジェクト」という「保護されている犬や猫を里親に結び付けよう」という取り組みが行われ始めています。

その中で、「WALL FOR ONE」という取り組みもあり、フェイスブックの中で広がっています
http://www.s-p-p.jp/?utm_source=n-d-f&utm_medium=banner&utm_campaign=spp&referrer=https%3A%2F%2Fn-d-f.com%2Fspp%2F2017_youraction%2F
「WALL FORONE」とは、どういうものなのか? そのページには「あなたのウォールを、貸してください。」と書かれており「毎年何万頭もの仲間を失っている、保護犬、保護猫たちのために。あなたのFacebook投稿欄(ウォール)を1週間だけ貸していただけませんか? 新しい家族をさがす犬や猫たちが、ペットショップなどにいる子たちに負けないぐらい可愛くて、デキる子たちだということを知ってほしいから。今は待つことしかできない彼らに、どうか自分たちの魅力を伝える手段をください。」こう書かれています。
利用規約に「同意」して「参加」すると、フェイスブックの自身のアイコンを「里親を募集している犬や猫の顔写真を挿入した写真に変えられることで、その活動を応援している意思表示になる」という事もできるものです。




そのページには、以下のような説明があります。 「WALL FOR ONEは、家族をさがす動物たちを様々な形で支援する「セーブペットプロジェクト」の一環です。」
そしてこの「WALL FOR ONE」に参加すると「セーブペットプロジェクト」に参加している保護団体が保護飼育している犬と猫の写真が参加者のフェイスブックのタイムラインに、自動的に掲載されます。契約は1週間ごとに行われ、毎日、別の里親を募集している犬たち猫たちの投稿が自動的に行われます。
本来は行政が全てを行わなければならない筈の「殺処分問題」、その根本的問題は国にあるにも拘らず、具体的な事をなにもしない国に最大の問題がある事は間違いなく、そんな中で生体販売業界は、どんどん拡大し、その皺寄せとも言える殺処分に対する具体的な取り組みを、全国の民間の保護団体さんや、個人で保護飼育されている方達が、自分たちの時間とお金を使い、保護飼育して「里親募集」をして「命を繋いでいる事」について、何一つ異議はございません。私たちも保護施設を持って、保護飼育しながら里親さんを探し続けている為、皆様のお気持ちと御苦労は十分に理解しております。毎日のご活動、大変ご苦労様です。ありがとうございます!。実際に保護飼育されている皆様のお蔭で、殺処分施設にいる子達は、そこから出られ、命を繋ぐことが出来ています。
何度も繰り返し記載しておきますが、この記事は、人間の都合により、殺処分になる予定だった命を保護飼育し、新しい家族を見付けようとする「里親募集」についての問題提起ではありませんので誤解の無いようにお願い致します。
ただ、「どうぶつ実験について」は見過ごす訳には参りません。
また、生体販売ビジネスについても、異議がございます。
話しを戻します。
では、この企画「セーブペットプロジェクト」の運営元や資金の出資元は何処なのかという事なのですが「セーブペットプロジェクト」のサイトのページの最下部にその記載がございます。
https://n-d-f.com/spp/
「セーブペットプロジェクトは、メリアル・ジャパン株式会社と日本全薬工業株式会社が共同で運営しております。」
①「メリアル・ジャパン株式会社」(アメリカ企業の日本支社)
http://www.merial.jp/Pages/default.aspx
②「日本全薬工業株式会社(ゼノアック)」(福島県に本社)
http://www.zenoaq.jp/index.html
まず、①の「メリアル・ジャパン株式会社」について。
「メリアル・ジャパン」は「犬、猫、豚、牛、鶏、馬」に対して、どうぶつ実験を行っている企業です。
犬の医薬品は「犬」で、猫の医薬品は「猫」で実験している。
LIAでは、「メリアル・ジャパン」に、どうぶつ実験について軽く問い合わせをしているので下記の動画をご覧ください。
通常、「実験に使用しているどうぶつ」は、専門業者から購入します。
日本には、膨大な数の実験用どうぶつの生産・販売企業が存在しており、実験を行う大学や企業からの求めに応じ「各種の実験用どうぶつ」を販売しています。 また「病気にしたり、脳をいじって障害を起こしたり」して、それぞれの実験要求に答えています。それが、下記の記事内にある「各種疾患動物」というものです。日本のこれらの企業は、海外にも広く「実験用どうぶつ」として輸出しています。
※詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓↓↓
http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1801257.html
「メリアル・ジャパン」が実験に使う「どうぶつ達」を自社で「生産・飼育」しているとは、到底考えられない事から、これらの専門業者から購入して実験を行っているものと思われます。
また、実験終了後も、どうぶつ達は、専門業者(廃棄物取扱業者)に廃棄を依頼する事が通常で、引き取った業者は、殺害して焼却しています。これはIPS細胞などの研究施設でも同じです。
これが、どうぶつ実験の通常の流れです。
「メリアル・ジャパン」も同じような流れでビジネスを行っていると思われ、にも拘らず「セーブペットプロジェクト」などというもので「いかにも良い事をしているかのような企業イメージ」をつくってはいるものの、どうぶつ実験用の犬や猫を、業者から購入し、実験後に殺していると思われます。
また「メリアル・ジャパン」では、日本中のどうぶつ病院に自社の企業イメージをアップするための動画を配布し、待合室などで頻繁に流されております。さらに、過剰なまでにマダニを悪の対象として自社製の駆虫薬(フロントラインなど)のセールスを全国のどうぶつ病院で行っています。
ちなみに、犬や猫の体にも悪く、ダニを殺す化学薬品など使わなくても、犬や猫の体にも安全でダニも殺さずにとって逃がすことが出来る「ティック ツイスター」というものがございます。LIAでは、いつもこれを使用してダニを逃がしています。使用方法もとても簡単です。




ダニが皮膚に食い込んでいたら、食い付いている根元に入れてクルクル回すだけです。 イメージし辛い方は、こちらの動画をご覧ください。
先にも記載したように「メリアル・ジャパン」の実験は、犬や猫だけに留まらず、牛や豚や鶏などにも行っており「食べる為に生かされているどうぶつに対しても「生産性向上」の為に、牛や豚や鶏を使用してどうぶつ実験を行っています。
②の「日本全薬工業株式会社(ゼノアック)」について。 「日本全薬工業株式会社(ゼノアック)」は「メリアル・ジャパン」が、どうぶつ実験をして製品化した商品を販売している企業です。
その他に、牛や豚や鶏を殺して販売し、食肉にする為の人材育成を行ったり、野生どうぶつのシカやイノシシやクマなどの「ジビエ料理」の宣伝も行っており、「どうぶつ利用殺害ビジネスを行う企業と言えます。
にも拘らず、「日本全薬工業株式会社(ゼノアック)」のウェブサイトには「動物が人間にもたらす恵みを豊かにすること」「その動物のためになること」「今も未来も、私たちが目指しているのは、動物と人とのより良い共生です。」などと記載されています。しかしながら彼らは、首を刃物で切断されて、出血多量で殺害される前提でレイプによって生まれさせられ、殺されるどうぶつ達を世に送り出す片棒を担いでいながら、共生などという言葉を使用する、おこがましい企業であることは間違いないと思います。また「私たちは、常に動物の価値を高め、社会の幸せに貢献します。」とも記載されていますが人間側からでしかない目線で「社会の幸せ」と書き、どうぶつを殺害したり実験したりしないという選択肢が存在している人間社会の本質的幸せを全く考えられておりません。さらには「動物の価値を高める」などと書いている時点で傲慢極まりなく、低俗であることが明らかな企業と言えるでしょう。どうぶつ達は人間よりも優れている事が全く理解できていませんから。
犬や猫でどうぶつ実験を行いながら「セーブペットプロジェクト」などという事自体が企業イメージのアップや、ペットビジネスが盛んになればなるほど自社製品が売れるようになることを目論んだ戦略でしかないと思われます。
なぜなら、本気で犬や猫が殺されないようにしようとするのであれば、まず、実験用の犬や猫のビジネスに関わるべきでない事は、明らかですし、どうぶつ実験自体をやめるべきであり、実験が終わった犬や猫を殺害する「どうぶつ実験業界から正すべき」です。これは、まさに、どうぶつ愛護活動を行う者たちが、どうぶつを食べている自身の矛盾に向き合い、食べることをやめたうえで、世間に対して訴えて行く事と同じ事です。どうぶつを食べながらどうぶつ愛護を謳う人達の言葉が、一般の人達に届かないのと同じように、どうぶつ実験をしている人達がどうぶつとの共生を訴えたり、殺処分ゼロを訴えるなど、矛盾でしかなく、「どうぶつ実験を行い、どうぶつを利用している時点で、共生などとは程遠く、強制でしかないことを学ぶべき」で、まずは、自社から真剣にその問題と向き合うべきではないでしょうか?
さて、「では、なぜ、このような矛盾が起きるのか?」という問題についても考えなければなりません。
この問題こそが、今、日本における最大の問題だからです。 これは、殺処分の問題とも、外来種の問題とも、どうぶつを支配している人間の全ての問題とも繋がります。
今、日本国内の、犬と猫の生体販売ビジネスは1兆4,000億円規模に膨れ上がっております。ハムスターやウサギ、鳥や爬虫類、魚類なども合わせ、どうぶつ園や水族館などへの生体販売ビジネスも合わせると数十兆円規模です。野生どうぶつの「ジビエ化」や「畜産どうぶつ」も合わせれば、果しない規模に膨れ上がっている事は明らかであり、これらの問題の根本は全て日本人の「欲」でしかありません。
また、どうぶつを「ペット」などと呼び、殺処分からの保護飼育などではなく「どうぶつを飼育したい」という自らの欲を抑えることが出来ない人たちが多いために起きている問題だとも言えます。
人間に飼育される「どうぶつ達が増えれば増えるほど、そこに纏わるビジネスも拡大して行きます。つまり、どうぶつの為の医薬品がどんどん開発されて行きます。それはつまり、どうぶつ実験がどんどん増えて行く事を意味します。代替法はあるにはありますが、どうぶつ実験無くして、どうぶつの医薬品開発などほぼ不可能だからです。どうぶつ医療を求める人が増えれば、医療の為に犠牲になるどうぶつ達も、どんどん増えて行くのです。
たとえば、血液製剤を作る為に、犬や猫が血を抜かれます。
LIAが出来て、まだ間もない頃、犬から全採血を行って血液製剤を作っている会社の情報が持ち込まれました。全採血とは、血液を全て抜く事をいいます。当然、犬は死亡します。血を全て抜き、その血液から血液製剤を作るのです。
万が一、死なない程度に血を抜かれたとしても、そもそも採血自体が、その血を抜かれている子の意思ではなく、人間の都合で、その子の血液を利用しようとしているだけです。
どんなどうぶつも痛い事は嫌いですし、殺されたくないという本能があります。
自分が愛している犬や猫の裏側で、その子と同じように可愛い子達が実験に利用され、血液を抜かれ、解剖され、場合によってはバラバラに切断されて、実験終了後にゴミとして燃やされています。
これがペットビジネスの側面です。
LIAでは常に、生体販売ペットビジネスの裏側には、暴力団が絡んでいる旨をお伝えしていますが、問題はそこだけではないのです。
どうぶつ医療がある限り、この矛盾は付き纏い、そこには「実験」や「技術開発」があるのです。
人間の為のどうぶつ実験など、もっての外ですが、どうぶつの為のどうぶつ実験も、現実は同じなのです。
「セーブペットプロジェクト」、「WALL FOR ONE」と「メリアル・ジャパン」、「日本全薬工業株式会社(ゼノアック)」、殺処分、里親募集、どうぶつ実験、どうぶつビジネス、どうぶつの殺害、屠殺・・・・・
あなたは、この現実を知って、どうしますか?
LIAでは、殺処分が無くなったら、犬や猫を飼育しないという事を推進しています。
今現在でも、殺処分になるどうぶつ以外の命を飼育することを認めません。生体販売ビジネスなど極悪でしかありません。
世の中から、どうぶつの殺害や殺処分が無くなった時、「どうぶつを飼育しない」という覚悟がないと、全てが人間本位な自己満足になるだろうと思います。
人間は、自分達「人間」の事もよくわかっていません。
人間の世の中ですら、戦争が絶えず、殺しあい、憎みあい、罵りあうような滅茶苦茶な状態です。
自分自身の、体の機能や脳についても、全く分かっていません。
こんなに未熟な生きものなのに、「どうぶつを飼育しようとする」こと自体がとてもおこがましく、とても身勝手で、とても愚かな事だと気がつく必要があります。
どうぶつを飼わないという選択が、どうぶつ達にとって最も大切な愛であるということ、支配しないこと、それこそが本物の愛であると考えます。
ペットなどと呼んで「物」のように、人間側からだけの視点で、自己満足に飼育しています。
野生鳥獣であれ、犬や猫やウサギやハムスターなどであれ、何でも同じで、命に危険がある、緊急性のある「保護飼育」のみが人間がすべきことでしょう。
今はまだ、野生どうぶつの殺戮や、身近にいるどうぶつ達の殺処分があるので、人間側からの一方的な、身勝手な行いから、殺される命を繋ぐための「保護飼育」をすべき時代ですが、この時代が終わったら、人間が価値を変えなければいけません。
人間が買うとか、売るとか、繁殖するとか、食べるとか、すべて間違っています。時代遅れも甚だしいです。
※「食べることは別だ!、悪ではない!」という方は、こちら↓↓↓↓↓をお読みください。
http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1836614.html
どうぶつの権利は、人間が握るのではなく、どうぶつに返す。
人間が、どうぶつを選ぶのではなく、どうぶつ達が人間を選ぶならまだしも、現在の日本の状況は、どうぶつ達に選択肢など存在せず、自由など存在していません。権利もありません。ただ、その人間に選択された環境で生きているだけです。
「殺される命を保護飼育する」
「命に危険がある個体のみ保護飼育する」
結局、人間は身勝手なので、共存など存在しないから。
隣にいる子を、いくら可愛がっていても、愛情を注いでいても、その子が自ら選んでそうなったのではなく、あなたの意志でそうしているだけです。
人間同士の事や、自らの欲については「唯識(ゆいしき)」を学んでください。
LIAは、どうぶつ達が本質的に自由な選択ができる世の中を目指しています。
生体販売ビジネスに加担し、自己満足でしかない飼育を行う方や、それで生計を立てているような方の自己を正当化したいが為の、言い訳などは必要ございません。
自己を正当化したいが為の言い訳と、その理由作りは、心理学用語で「認知的不協和」と呼ばれています。
どうぶつ達や自然環境に対して、ご自身で良く考えてみてください。私たちも、人間であるという事自体が悪と矛盾でしかないと感じながらも、その中でも、少しでも正しい事は無いのかと常に考えながら、活動しています。
よろしくお願い致します。
~転載終了~
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